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第百七十七夜 ページ35

翌朝Aは報告書の束と黒羽(人間)を連れて執務室に向かった



「夜鳥でーす」



「あぁ、入りたまえ」



Aは珍しく笑顔で執務室に入っていった



その後に黒羽が少し緊張気味の笑みを浮かべて続く



「やぁAくん。…その男は?お兄さんかい?」



首領は少し驚いたように尋ねた



「い、いえ…」



緊張しすぎて口をパクパクさせている黒羽の代わりに



「紹介します。私の異能、黒羽です。普段は烏の形を取っていますが、人間になることも可能です。もちろん異能も使うことができます。昨日私の元へやってきました」



とAが答えると



「へぇ…異能そのものの実体化…か」



と首領が興味深そうに眼を細めた



「異能はAくんもまだ使えるのかい?」



「はい。…それどころか昨日やってみて気づいたのですが、逆に異能が強力になっています」



そう、昨日Aは異能を使ってみて微かな違和感に気づいた



時空斬がいつもより大きくなっている



最初は見間違いだろうと放っておいたのだが、夕方には今までの3倍程の大きさになっていたのだ



「なるほど、それは興味深い」



首領はじっと黒羽を見つめた



黒羽は身体を強張らせた



「で、Aくんは黒羽くんも一緒に任務に当たらせていいかききにきたのかね?」



Aはおっしゃる通り、と頷き



「昨日1日しごいたら準幹部並みの性能までにはなりましたので、簡単な任務ならなんの問題も無く達成出来ると思われます」



と期待に満ちた目で首領を見た



首領は苦笑を浮かべ



「まぁ良いけどね…その代わり、君指名の依頼はきちんと君がやる事。良いね」



と承諾した



Aは嬉しそうに頷き、今週分の依頼の束を抱え上げた



そして黒羽に持たす



「それでは失礼しまーす!」



「し、失礼しました…」



Aはニコニコと笑いながら黒羽を引きずって自室への道を進み始めた



「それにしても黒羽ガッチガチすぎでしょ〜」



「いや、だって泣く子も黙るポートマフィアの首領だぜ?鳴く子も黙るに決まってるだろ」



「普通に文字で見ないとわからないネタぶっ混んでくるね。…まぁ、最初は簡単なやつからいこう!えーと…ま、こんなとこが妥当でしょう!」



Aが掲げた書類には残党狩りと書かれていた

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , 信乃☆   
作品ジャンル:アニメ
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信乃☆(プロフ) - ウイさん» ありがとうございます!アニメの方も二期に入りましたね!それとウイ様の応援を糧に頑張っていきます! (2016年10月6日 22時) (レス) id: 6e49df737f (このIDを非表示/違反報告)
ウイ(プロフ) - 良いです!良いです!とっても面白いです! 更新宜しくお願いします! 頑張って下さいね! 応援してます! (2016年10月6日 21時) (レス) id: 22b43887b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:信乃☆ | 作成日時:2016年10月2日 19時

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