【ＳＡＯ】策士のゲーマーはデスゲームで大暴れするらしいです

第三十六話　〜軍〜 ページ42

しばらく、自己紹介やら、思い出話やらにふけっていた、、、





そんな折、クラインらが入ってきたところから再びプレイヤーの一団が、ガチャガチャと乱れた足音を立てて現れた、、、







アスナ「キリト君、軍よ、、、」




兵士たちは疲労の色を見せている、、、









？「休め！！」





先頭の男の一声で他の１１人が崩れる様に座り込んだ、、、









？「私はアインクラッド解放軍所属、コーバッツ中佐だ」








軍か、、、そもそも≪軍≫という名前は外部の者が呼びやすく呼んでいた渾名、、、


それがいつの間にか正式名称になるとは、、、



組織が完全に統一されていない証だろうな、、、まぁ、知った事ではないけど






キリト「攻略組のキリトだ」






こういう時、私達の立場は困るものがある、、、


たしかに、ずっとパーティは組んでるけどギルドではない、、、

そもそも、そこまで大所帯じゃないから、組む必要性が無い





ソロで活動する事も最近は多いけれど、やはりそれは何かが違うからね、、、






コーバッツ「君らは、もうこの先まで攻略しているのか？」



キリト「ああ。ボスの部屋の手前までマッピングしてある」







バカ正直に答えるか、、、まぁ、キリトらしいけどさ







コーバッツ「うむ。では、そのデータを提供してもらいたい」






横暴な当然だと言わんばかりのコーバッツの言葉にクラインが激しく反応する、、、









クライン「なっ、、、て、提供しろだと！？てめぇ、マッピングする苦労が分かってんのか」




アスナ「そっ、そうだよ。必死に頑張ったのに、当たり前みたいにっ！」








まぁ当たり前の反応だよなぁ、、、宝箱狙いの冒険者や、その情報を提供する情報屋とかも
売買に参加する事がある。


それだけ貴重なものなんだ、マップデータは、、、







コーバッツ「我々は君ら一般プレイヤーの解放の為に戦っている！諸君が協力するのは当然の義務である！！」






アスナ「ちょっと！あなたねぇ！！」





クライン「てめぇなぁ、、、」









『そう言うのが一番ムカつく、、、』ﾎﾞｿｯ







他のゲームやってても、少し自分が優位な立場にいるだけでゲームの枠組みを外れる奴、、、



それに、始まりの街では住人が黙認したかもだけどここは最前線、戦ってるのは軍ではなく
プレーヤーと職人たち、、、

それを理解してんのか、こいつ、、、

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