義理の弟達が殺人犯かもしれない

23話 ページ23

あの後も3人で話し合ったが


お姉ちゃんと妹はスンジさんやジン君達が


お父さん達の死に関与してると疑っているらしい


けれど私にはどうしても考えられない


彼らと深く関わってしまったからか


とにかく、やったという証拠はないのだから


私はジン君達を信じていようと思う


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そんなこんなで残りの日を過ごした


お姉ちゃん達は


ようやく気味の悪い家から離れられる


と言ってお父さんのことを心配しながらも


スンジさん達から離れられることを喜んでいた


私もそろそろ帰る準備をしなくちゃと、


洋服や化粧品など持ってきたものを


トランクに詰めているのだが


全く進まない


なぜなら


TH「やだやだ、帰っちゃダメ！」


そう言ってテヒョン君が


トランクに入っている荷物を


次々と出してしまうのだ


『テヒョン君、私も仕事があるから帰らなくちゃ』


そう言って何とか止めさせようとするのだが聞く耳を持たない


困っているとちょうど私の部屋の前を通りかかったホソク君が


HS「テヒョン、ヌナを困らせちゃダメだろ」


そう言ってテヒョン君を私の部屋から引きずり出してくれた


TH「やだ！！ヌナ、ヌナァァァ！！」


すっごい叫んでたけどね。


ホソク君ありがとう。


ようやく荷物を詰め終わって


リビングに行くと


みんなが集まっていた


姉「あ、ようやく来たわね？」


妹「もー、A姉遅すぎー！」


『ごめんごめん』


テヒョン君のせいなんだけどね


私たち3人を玄関まで家族みんなが送ってくれた


涙ぐむお父さんに


定期的に帰ってくるから


と言って


スンジさんには


父をよろしくお願いします


と伝えた


今までよりも頻繁に帰ってくるのは


お父さんが心配だから


と、お姉ちゃんの考えだった


ジン君達にも


お仕事や学校頑張ってね


と伝えて


お姉ちゃんや妹と帰るはずだったのに……


なんで私の左隣に



ニコニコしたテヒョン君



右隣に



私の肩にもたれ掛かって寝ているユンギ君



前の席でこちらをじっと見つめる



グク君、ジミン君、ホソク君



運転席にはジン君



助手席にはナム君



いや、全員で私の家に行くんですか！？

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