3話 ページ4
朝、赤薔薇女学園の制服に袖を通すと,何とも云えぬ気分がした,
着なれないものはやはり少し窮屈なのだ
黒のセーラー服,白いネクタイ
至ってシンプルな制服には普通科と芸能科で分かれている
そして、今回私が通うのは芸能科である
普通科の制服はグレーのセーラー服に赤いネクタイ
見分けがつけやすいのが基本らしい
「アリス、料理出来たよ」
部屋の外から聞こえる穏やかな声は変わらず私を癒してくれる
『ええ、今から行くわ』
軽く返事をすると,少し急いで階段を降りて,リビングに座った
キアラと向かい合うように食事をするのも慣れてきた頃だ
「セーラー服っていいわよね、私もガッコウって行ってみたかったのよね」
ミミィがぼんやりと呟いていた
『え、ミミィとリリィの転入手続きしてたんだけど、、』
「え、急いで準備しなきゃじゃない」
「え?ミミちゃま!待ってよ」
二人があわただしくかけていくのを小耳にアリスは優雅にそれでいて静かに囁いた
『ねぇ、良かったらでいいのだけれど,キアラついてきてくれないかしら、姉妹で学校ってとこに行って見たかったの…』
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