２５話 ページ28
貴方視点
『キハルを取り戻す…？』
志麻「そう。俺らにとって、大切な人なんや…」
センラ「まだ生きてるなら望みはあると思うんやけど…」
これまた唐突だなぁ
『…まぁ、
センラ「…え…？」
志麻「い、今なんて？」
あ、やばい…
『あ、あーっと…』
センラ「…続き、どうぞ？」
『え、あ、いや…』
志麻「……」
『う、…悪魔との契約内容は“誰かを死なせない”でしたよね？』
志麻「おう。それが誰かはわからんけど」
『………。僕です』
センラ「…ん？」
『キハルは僕を死なせたくなくて、悪魔と契約しました』
志麻「え、知り合いやったん？」
『…まぁ、そうですね』
センラ「それで、悪魔がナルガの中に…の続きは？」
『…僕もわかんないんですけど、たまに夢で出てくるんです』
志麻「うーん…じゃあナルガの中に居るってことかぁ…」
『…あ、そうだ！』
短剣を取り出す
センラ「…？え、ちょっ！？」
ｸﾞｻｯ
お腹辺りに刺す
悪魔は契約を守ろうとしている
そして僕から死を選んだら…
もしかしたらキハルが開放されるかもしれない
『…っ…ぐっ…』
痛み感じるの…キツイなぁ…
ｼｭｰ…
…うっわ…傷跡消えたんですけど
どうやっても死ねない…という事かな？
志麻「おい！ナルガ！大丈夫なん！？」
センラ「思いっきり刺さってましたけど！？」
『…なんか大丈夫みたいですね。傷跡一つ残ってないです』
志麻「…まじか…」
センラ「ほんとに…ナルガの中に悪魔が…」
“なにしてんのよ！もし死んだらどうしてくれるの！”
…ん？
“全く…仕方ないわね。貴方の中から消えてあげる。だけど呪いは解けない。死のうとしても無駄だから。”
『…えっ…はっ！？』
ｽﾞﾙｯ…
ﾍﾟﾀﾝｯ…
志麻「え、急に座り込んで…どしたん？」
『
センラ「…え！？」
『な、なんで、急に…』
センラ「殺される可能性が出てきたから…？」
『…？』
志麻「ナルガの中にいたら殺されるかもしれない。それなら呪いだけかけておいて自分は逃げよう。てな感じやない？」
『な、なるほど…』
センラ「ナルガから出ていったらナルガもジ殺しようとはしないもんな」
確かに、現世は恵まれてるからなぁ
自分の命を捨てるなんて勿体ないこと、しないよなぁ←
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まき(プロフ) - カナさん» おぉぉおお！！ありがとうございます！そしてごめんなさい！でもすごく健康ですね！←そして更新頑張ります！！ (2021年4月30日 19時) (
レス) id: 5e22727ca0 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 初コメ失礼します！お昼寝をする前にこの作品を読ませていただいたのですが続きが気になりすぎて眠気が冷めてしまいました。このままでは夜しか眠れません…続き楽しみにしてます！ (2021年4月30日 15時) (レス) id: 680e0b2dea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まき | 作成日時：2021年4月24日 16時
