４２話 ページ44
貴方視点
…え？
『いやいやいやいや。』
ちゃんと玲央は存在してるよ？？
『夜桜玲央！次期当主だよ、夜桜家の。』
「
えぇーっと。
『それは玲央のお父さんだね。』
…どういうこと？
玲央は…夜桜家じゃない？
『…夜桜家の血が薄れすぎて、わかんない。とかは？』
「それは無いな。どんなに薄れたとしても、認知できないことはない。」
むぅ。一刀両断…。
『…まぁ、直接聞いてみるよ。玲央のお父さんに。』
「そうだな。華月、本当にわからないのだろう？」
…ん？
「はい…。」
『かづき？ってのは？』
名前、だろうか。
「あぁ。私の名前ですよ。夜桜
へぇ。
『じゃあ、そっちの名前は？』
「そっちって言うな。葉桜
…なんかカッコいいな。
「ったく、仮にも俺は祖先だぞ？そんな軽いノリで接するのはお前くらいだ。」
いやぁ…なんか、祖先っぽくないっていうか…。
…あ。現代っぽいからだ。
服とか髪とか、普通に街に居そうな人の格好。
『今どきの格好してるからだよ。昔の人って着物とか、難しい言葉とかを使ってるイメージがあってさ。』
…ん？それにしても、二人共見たことある服着てるなぁ。
「この服は、葉桜家、夜桜家の皆さんの記憶から再現している物です。」
あーなるほど。
『どっちも私の記憶から再現したの？見覚えがある。』
「はい。これはAさんの服ですよね。着心地が良いです。」
「これは…お前の見た男の服だな。黒髪の…。」
…あっ。
彼方の服か。
「それで、俺は…俺達はそろそろあっちへ行きたいんだ。」
…あっち。それは、あの世のことだろうか。
「何百年も存在していると、流石に疲れるものなので…。」
そういう、ものだろうか。
『…じゃあ。私が＿＿＿＿＿＿。』
そらる「A。起きた？」
『…あ、かなた…？』
真っ白い景色からは想像も出来ないくらい、カラフルな景色が広がる。
心配そうに、彼方が私の顔を覗き込んでいた。
『なんで…こんなところに…。』
何時間くらい寝ていたのだろう。
夢では、2時間くらいの体感時間だったけども。
そらる「んー、一時間くらいじゃね？」
あれ、そんなもん？
『…てか、なんで彼方がいるの？』
そらる「まふも、天月もいるよ。ほら、帰ろうぜ。」
…あ。
やっぱり、皆がいると安心出来る。
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まき(プロフ) - Miskさん» すみません！忘れていました😭教えてくださってありがとうございます！ (2022年11月8日 23時) (
レス) id: 5e22727ca0 (このIDを非表示/違反報告)
Misk(プロフ) - 突然失礼いたします。検索避けをかけていただくことってできませんでしょうか....? (2022年11月8日 10時) (レス) id: 414d51f1a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まき | 作成日時：2022年2月20日 21時
