３話 ページ5
真冬視点
「なぁ、知ってる？１つ上の先輩にさ、葉桜Aってやつがいるんだけどさ」
「えぇ〜、誰それ〜」
ぞろぞろと僕の席に集まるいじめの主犯たち。
…ん？今、Aって言った？
「なんか裏でいろいろ操ってる…ヤクザの一人娘だってよ」
「こわぁ〜い…」
…え、なにそれ…。
Aさんが、先輩で。
葉桜家の一人娘…。
なんで、なんで、言ってくれなかったんだろう。
「あっ！いいこと思いついたぁ！！」
…え。
貴方視点
『…その子が、いじめてるの？いじめられてるの？』
「いじめられてるんですぅ〜www」
…あー腹立つなぁ…。
まふ「…あ、ちが…」
『取り敢えず、二人にしてくれる？ほら、そろそろ授業始まるよ』
「「はぁーい」」
『昨日ぶりだね。真冬。ポポーの砂糖漬け食べる？』
まふ「え、あ…？」
あ、今の状況わかってない感じ？
たぶん、私の正体、知られちゃったよね。
『改めまして、葉桜家当主の一人娘、葉桜Aです。以後お見知りおきを。』
私は丁寧にお辞儀をしてみせた。
さて、反応はーっと。
…うん。驚きすぎって感じだね。
まぁいいや。ポポーの砂糖漬けでも食べよ。
まふ「…先輩は、僕を消すんですか？」
…。
『…ぷっ、あはっ、あははははっ！！』
消すって、そんなことできるわけないじゃん！w
『消せないよ、そんな簡単にっ、んふ、ふふふ…』
まふ「…え。じゃあなんで、あの時葉桜家って教えてくれなかったんですか？」
…ああ。そっか。真冬は知らないもんね。
『私はただ単純に、真冬と仲良くしたかっただけ。葉桜家としてじゃない、普通の学生として。それだけだよ』
まぁ、普通って言えるのかどうかは怪しいけどね。
もう知られたから、意味ないけどね。
『ねぇ、真冬。私と契約しよ？』
まふ「けいやく…？」
私はどうあがいても葉桜家の人間だから。
葉桜家として、真冬と仲良くする。
『私が、真冬を守るよ。その代わり、真冬は暇なときでいい、あの場所で話し相手になってよ。Win-Winでしょ？』
私は、揺れる真冬の目を覗き込んだ。
まふ「よろしく、お願いします…！」
契約成立。
これからは楽しくなりそうだな。
『ってのが、真冬と私の馴れ初めーって感じかな』
なかなかにスリルがあったよ。
いじめの主犯たちは脅したら大人しくなったんだよねぇ。
そらる「…あ、思い出した」
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まき(プロフ) - Miskさん» すみません！忘れていました😭教えてくださってありがとうございます！ (2022年11月8日 23時) (
レス) id: 5e22727ca0 (このIDを非表示/違反報告)
Misk(プロフ) - 突然失礼いたします。検索避けをかけていただくことってできませんでしょうか....? (2022年11月8日 10時) (レス) id: 414d51f1a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まき | 作成日時：2022年2月20日 21時
