３３話 ページ35
貴方視点
ｳﾞｳﾞ、とスマホが震えた。
なんだ？電話…？
『はぁい。もしもし？』
ハル［お嬢！！！！！］
ふぉ。
『おう。声でかいね。なんかあった？』
耳が壊れるかと思ったよ。
ハル［んなことどうでも良くて！］
どうでも良くはないだろ。
耳だぞ。私は手話出来ねぇんだよ。
おっほん、おっほん。
ハル［夜桜玲央が、また何か企んでるかもしれない…！］
…え。
またなんか企んでる！？
『ちょ、詳しく教えて。』
『ほほぉ…。じゃあアイツは私と無理矢理にでも両思いになりたいと…？』
流石に引くわ…。
ハル［たぶん、そう。］
普通に接してくれてたら良好な関係築けたかもしれないのに…。
何考えてるんだろ…。
それにしても。
無理矢理って所が気になる。
人の心ってのは中々動かないからね。
『…一応、気をつけておくよ。知らせてくれてありがと。』
ハル［うん。…あの家に行く？］
…んー。
『そうだね。…アキとハルが入れないのが悔しいけどね。』
あの家は、私と玲央しか立ち入りが許されていない。
ハル［じゃあ、僕とアキは空き地に行くから。…何かあったら、すぐ出てきて。］
『うん。じゃ、またね。』
…それが、できたらいいのだけど。
…あー、掃除、してないままだったか。
すぐ汚しやがって…。
ガチャリ、金属音がした。
やべ、玄関行かなきゃ。
『おかえりなさい。』
玲央「おぉ。ただいま。今日は居たのな。」
…あれ、ちょっと機嫌がいい…？
逆に怖いって…。
『ご飯できてるよ。あ、お風呂のほうがいい…？』
玲央「…んー。風呂だな。」
…な、なんだ…？ほんとに玲央か…？
じゃ、いってくる。と言って風呂場へ向かう玲央。
怖ぁ…。
まじで何企んでるの…。
玲央「出たぞー。Aも入ってこいよ」
『あ…うん。ご飯食べててもいいよ。』
怖い怖い。なんでそんなに優しいの。
何か裏があるようにしか思えない。
玲央「…Aは食わねぇの？」
えぇ…。
『食べたほうがいい？中途半端な時間に食べちゃって、あんまりお腹空いてないんだ…。』
怒るかな…？
玲央「そ。じゃあ食っとくわ」
まじか。
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まき(プロフ) - Miskさん» すみません！忘れていました😭教えてくださってありがとうございます！ (2022年11月8日 23時) (
レス) id: 5e22727ca0 (このIDを非表示/違反報告)
Misk(プロフ) - 突然失礼いたします。検索避けをかけていただくことってできませんでしょうか....? (2022年11月8日 10時) (レス) id: 414d51f1a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まき | 作成日時：2022年2月20日 21時
