２９話 ページ31
貴方視点
「…様、……う様」
…ん、まだ眠い…。
「お嬢様、起きてください」
『んぁ…？あれ、アキ、…と、ハル。なん、あぁ、私が呼んだのか…。』
我ながら頭悪い発言してるなぁ。
ハル「おはようお嬢。よく眠ってたね。」
『んん、不覚…。』
早起きするつもりが…。
…ん？
『アキ、いつもと服、違うね。あれ、ハルも。』
アキはいつもスーツなのに、今日はオシャレでかわいい服を着ている。
反対にハルはいつもラフな服装なのに、今日はスーツだ。
…え。
私達、入れ替わってるー！？のやつじゃん。
アキ「今日からキャバクラで働くので、仕方なく、です。」
ハル「僕はもう慣れちゃったけどねぇ…。」
苦しそうにネクタイを緩めるハル。
…うん。めっちゃわかる。
『…あ！！！』
思い出した！
ハル「え、どした？」
『二人共、髪いじらせて！』
アキ「お嬢様、器用だったんですね。」
『まぁね〜』
ハル「自分の髪にも気を配ればいーのにー」
『やだよー。何のメリットもないのにー。』
アキの髪、さらさらだなぁ。
綺麗な茶髪。
私より幾分か濃い色。
アキに似合ってる。
両手を使って、細く三編みをする。
左の方も。
それで、後ろで結べば…。
『はい！出来上がり！』
我ながらいい出来栄えだ！
アキ「ありがとうございます…！」
ハル「おぉ！似合ってる、かわいい！」
…ハル、貴様…女たらしか…。
まぁいいや。
『次ー、ハル。おいで！』
ハル「…え、僕も？」
え、うん。
『もちろん、第一印象は大事だからねぇ。』
ハルの髪は桃色。
…わざとそう染めたのかは知らないけど、まぁ私は嫌いじゃない。
男性にしては髪が長くて、もっと肩幅が狭くて身長も低かったら女の子に見えないこともない。
…たぶん。
右のこめかみ辺りを三編みで固定しようか。
太い三編みを、ピンで固定する。
…なんかすぐ終わったなぁ。
『ん！出来た！！』
ハル「いいじゃん！オシャレ！」
でしょ〜？
アキ「似合ってますね」
う、うぉぉ。
その笑顔はときめいちゃうって！
もぉー！罪な女！！
…でもそんな所も好き！！！！
ハル「よし！今日は頑張ろ！アキ！」
アキ「はい！頑張りましょう！」
美しい絆だ…！
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まき(プロフ) - Miskさん» すみません！忘れていました😭教えてくださってありがとうございます！ (2022年11月8日 23時) (
レス) id: 5e22727ca0 (このIDを非表示/違反報告)
Misk(プロフ) - 突然失礼いたします。検索避けをかけていただくことってできませんでしょうか....? (2022年11月8日 10時) (レス) id: 414d51f1a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まき | 作成日時：2022年2月20日 21時
