さて今日も今日とて海賊狩り (ページ6)

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6話再会ってのはこんなに早く来るもんか？ページ6

幼馴染みの惚気を聞かされそうになった日から５ヶ月がたった。

今日も変わらず海賊狩りをしている。

『毎回思うんだが、何でお前らはこの島で面倒なことすんだよ。』

特になにもない平和な島だぞ、ここは。

まあ、一人バケモンがいるけどな。

「あ”？そんなの決まってんだろーが！ここが海楼石がたくさん採れるところだからだよ!!」

へえー、はじめて知った。ここ、そんなすごいとこだったんだな。

『なるほど。能力のないやつらからしたら、そりゃ、狙いたくなる場所だな。

させねーけど』

『昼寝の時間だぜ。【眠れ、悪魔の子守唄】』

ドサッドサッ

いっちょかんりょー！

『海、いつも通り頼む。』

〈〈はいはーい！いつも通り海軍行き出発しまーす!!〉〉

いつ聞いても幼いよな、海の喋り方。
まあ、いいけど。

『んじゃ、俺は帰りますか。』

？「あーーーーー！！！！見つけた!!!!」

ん？誰だ？うるさいな。

ｱｼｭ「そこのお兄さん、止まって！！俺です！アシュです！！」

『アシュ？』

どっかで聞いたな、そんな名前。

ｱｼｭ「白ヒゲ海賊団 4番隊のアシュ・クリスファーです！！先日は頭に血が昇ったからと、敵と争いをしてすみませんでした!!」

あー、あんときの。

『久しぶり。元気そうだな。んじゃ、俺はこれで。』

ｱｼｭ「待ってください、待ってください!!!!今日はあなたを探すために来たんです。」

『俺になんか用？』

特になにもしてねえと思うんだけど？

ｱｼｭ「親父が是非あなたに会いたいと。」

『オヤジ？ああ、白ヒゲか。べつに俺は会いたくないかな。必要ねえし。』

ｱｼｭ「えーー！！そこをなんとか！皆も会いたいっていってるんですよ？マルコさんも言ってたし。」

？「アシュー!!どこだー!!」

ｱｼｭ「あ、サッチさん。おーい！サッチさああーん！！」

ｻｯﾁ「ああ、いたいた。ん？こいつがお前らが言ってた奴か？随分細っこい奴だな。」

『普通だ。』

ｻｯﾁ「いや、ほせーよ！」

『どっちでも良いだろ。そこをどけ。俺は帰るんだ、白ヒゲ海賊団 4番隊の隊長のサッチ。』

ｻｯﾁ「本当に俺らの名前知ってんだな。」

面倒だ。こいつが通路を塞いでるから帰れない。

ｻｯﾁ「一緒に船に行こうぜ！じゃないと、ぜってーどかねえ。」

はあー、面倒だ。さっさと行って帰ってくるか。

『はいはい。行きますよ。』

ｱｼｭ「本当に？！なら、俺が案内します!!」

しょうがない。行くか。