さて今日も今日とて海賊狩り (ページ30)

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30話朝弱いんだぁページ30

『ふぁ～。あんた意外と起きるの遅いんだな。』

現在時刻、9:36

海賊からしたらまぁ、普通の時間だが、船大工の仕事は良いのか？

『オーイ。起きなくて良いのか？』

ﾙｯﾁ「しがん」

『うぐっ!!………あははは、まさか寝ぼけて指銃をかましてくるとは思わなかった』

ﾙｯﾁ「…………早起きだな。」

『あぁ、意外とな。あんたいつもこうなのか？』

ﾙｯﾁ「？」

『寝ぼけて指銃かましてくる奴は初めてだ。』

ﾙｯﾁ「寝込みを襲ってくるのが悪い。」

『そんな趣味はないんだけどな。とりあえず手当でもするか。包帯とかあるか？』

ﾙｯﾁ「あぁ、持ってくる。(全く動じないな)」

こんなのに動じてたら俺はあの島で簡単に死んでたさ。

『肩じゃなくて良かった。二の腕なら特に不便はない。』

ﾙｯﾁ「刀が振れないだろうがな。」

『片手でも振れる。それに振ることなんて滅多にないし、今は、船が修理中だからここにいるだけだしな。』

別に俺が刀を振れないのはあんたらにとっては有利だろう？心配することじゃない気がするけど……

まぁ、いいか。

『救急箱ありがとな。朝食どうする？俺が適当に作ろうか？部屋借りてる身だし。』

ﾙｯﾁ「いい。俺は朝は食べない。

お前はどうするんだ？俺は仕事に行く。」

『その辺ふらふらしてるよ。』

ﾙｯﾁ「そうか。」

ﾊｯﾄﾘ「それじゃぁ、行ってくるッポー。」

『行ってらっしゃい～』

面白いなぁ、最強の殺人兵器が人の心配、しかも海賊とは。

人間わからないなぁ。