さて今日も今日とて海賊狩り (ページ29)

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29話こいつは一体何者だbyﾙｯﾁページ29

ルッチside

あいつは一体なんなんだ？
飄々としていて掴み所がない。
白ひげ海賊団の仲間であることも簡単に認め、逃げる気配もしない。

ﾙｯﾁ「しかも、警戒心もなしに寝る、か。」

確かに先に寝ろとは言ったが、本当に寝るとはな。俺の正体がわかっていてやってるのか、知らないでやってるのかはわからないが、賞金首にはまだなっていないにしても白ひげ海賊団のメンバーとしては随分無防備だな。

ﾙｯﾁ「噛み殺.されるとは思わないのか。」

『…………噛み殺.すつもりもないでしょ？』

ﾙｯﾁ「っ！？」

起きていた？！全く気づかないなんて、こんなの初めてだ。

ﾙｯﾁ「盗み聞きとはたちが悪いな。」

『まだ何も言ってないじゃん、ロブ・ルッチ。』

ﾙｯﾁ「知っていたか。」

『さっき聞いた。あんた、cp9なんだってな。道理で普通の人とは違うものを感じるわけだ。』

聞いた？誰からだ。電伝虫を使っていた感じもない。

『誰とって思ってるでしょ。俺には変な力なあってな。動物の言葉がわかるんだよ。だから小鳥に聞いた。』

顔に出していないはずなのに何故こいつは俺が思ったことがわかった？

本当にこいつは何者なんだ

ﾙｯﾁ「そんなに自分の事を話して良いのか？俺はcp9だぞ。暗殺が許されているんだ。」

『あんたはしないよ。あんたは俺を殺さない。興味があるからな。』

ﾙｯﾁ「確かにお前には興味がある。だがそれがどうした。一般人ならともかく、海賊を逃がす気はないが。」ﾆﾔﾘ)

『今の俺はただの一人旅をしている旅人だから海賊じゃないぜ。』

ﾙｯﾁ「その言葉を信じろと？」

『信じろなんか言わない。真実だ。ふぁ～、俺はもう寝る。殺したきゃ好きにしな。”お前は俺を殺.せない“けどな。』

なんなんだこいつ。

こいつは一体何者なんだ

言葉を操っただと。

ﾙｯﾁ「殺す気が失せた。」

お前が何者なのか見定めてやる。