さて今日も今日とて海賊狩り (ページ22)

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22話へぇー、あんたら仲良いんだページ22

トラファルガーの船に乗ってのんびりすること３日。颯爽と次の島に着いた。

ﾛｰ「A屋。どこか行くか？」

『ああ、古本屋かな。』

ﾛｰ「やっぱりか。俺も行こう。」

まぁ、一人でも二人でも探すものは違うのだから一緒にいても大差ないだろう。

『あぁ。』

特に何を話すでもなく古本屋に向かう。

ﾛｰ「お前は本が好きなのか？」

『なんだ？急に。』

ﾛｰ「初めてあったときも本屋だったからな。何となくだ。」

『好きかはわからないがいろんなことが知れて良いとは思う。』

ﾛｰ「？昔から読んでたのか？」

『………いや、昔はそんな環境にいなかったからな。読んでねぇよ。』

こいつは俺の昔を聞いたらどんな反応をするのかね？
こいつも大分重たいもの背負ってるように感じるが、まぁ、俺から聞くもんじゃねぇだろうな。

ﾛｰ「…………それって、」

『あ、あったぜ古本屋。』

この話はおしまいだ。言葉にはせずに目で言えば、「あぁ。」と言ってさっさと俺を通り越して本屋に入っていく。

悪いな、トラファルガー。まだ俺は親父たち以外にいうのが怖いんだ。察してくれたことには感謝する。

それからは自分のみたい本を勝手に見て回った。

やっぱり本屋は良いな。この空間が好きだ。誰にも邪魔されない。

？「ここでなにやってんだ。ロー。」

ん？この声は。

ﾛｰ「よう、白猟屋。あんたこそこんなところに何のようだ？」ﾆﾔ)

白猟屋。あぁ、白猟のスモーカーか。

ｽﾓ「ここはG-5の管轄内だ。見回りに来てみたら海賊が一人で本屋にいたんでな。」

ﾛｰ「そりゃ、ご苦労なこった。生憎今日は一人じゃないがな。」

ｽﾓ「誰かと一緒か？」

ずいぶんと仲が良さそうだな。
挨拶がてら行くか。

『へぇー、あんたら仲良いんだ？意外だな。』

ｽﾓ「お前は！白ひげ海賊団の!!」

『知ってんだ。へぇー。ジクサス・D・A、白ひげ海賊団の新しい仲間だ。よろしくな、白猟のスモーカー。』

ﾛｰ「な？一人じゃなかっただろ？」ﾆﾔ)

ｽﾓ「何でお前がローと？」

『今はひとり旅をしててな。３日前に違う島であって乗せてもらってんだ。飽きたらまたどっかに行くさ。俺のことより、あんたらの方が驚きだ。海軍と海賊が仲良いとはな。』

ﾛｰ「別に反対じゃねぇんだろ？」

『あぁ、別に構わねぇよ。仲が良いならな。んじゃ俺は先に戻ってる。』

ｽﾓ「あ、おい！」

スモーカーか。また会えそうな気がするな。

そろそろ次に行くか。