さて今日も今日とて海賊狩り (ページ11)

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11話何がしてーんだよ、自分ページ11

何故か拒むことのできないアシュを連れて来たのは、

もうわかるだろ？幼馴染みの店だ。

ｶﾗﾝｶﾗﾝ

？「いらっしゃi……あれ、珍しいなこんな時間に。しかも友達か？」

『なわけあるか。冗談きついぞ、ケイ。白ヒゲ海賊団のやつだよ。名前はアシュ。』

ｱｼｭ「今日は白ヒゲ海賊団じゃないですよ！ただのアシュです。」

ｹｲ「へーアシュ君か。俺はケイだ。よろしくな。Aと仲良くしてくれてありがとな!!」

『お前は俺の父親か？』

ｹｲ「どちらかといったら兄だろ。年齢的にも。」

ｱｼｭ「え？そうなんですか？Aさんって何歳？」

『教えねえ。ケイも言うなよ。』

ｹｲ「はいはい。悪いな。こいつが駄目っていったら俺は言えないんだよ。」

ｱｼｭ「あ、いえ。大丈夫っす。ここは、バーですか？」

ｹｲ「おう。一応な。朝、昼は軽食屋とかをやってる。」

ｱｼｭ「へー！ずっとやってるんですね。」

ｹｲ「ああ。たいてい、昼は嫁がやってくれるんだけどな。今日は友達と遊びに行ったよ。」

ｱｼｭ「結婚しているんですね。良いですね、嫁がいるの。」

ｹｲ「ああ。最高だぜ。こいつにも言ってるんだがいっこうに作る気がねえみたいなんだよ。」

『必要ないからな。』

ｹｲ「そういってー。本当は寂しいくせに。いっそ、白ヒゲ海賊団に入れよ。家族つくって、たまにここに来て話をしてくれよ。」

『いい加減にしろ。俺には必要ない。お前だって知ってるはずだ。これ以上言うな。』(圧)

ｹｲ「わ、悪かった。そんなに怒んなよ。」

『……怒ってない。』

「……………………」

最悪だ。ケイに当たるなんて間違ってるのにな。

本当に俺は弱い。だから嫌いだ。

『そとにいってくる。』

ｹｲ「あ、ああ。」

『ケイ。程ほどにしろよ。同情は要らない。』

ｹｲ「!!ああ。」

アシュなら逃げないでくれるかな？

自分で言わないで逃げるなんて最低だな俺。

いったい、

何がしてーんだよ、自分…………