甘くてあまい【短編集】

◎上沢直之◎*ﾘｸｴｽﾄ ページ8

｢え、待って｣


思わず2度見したAの格好

ショートパンツから出る綺麗な脚に下が隠れるくらい大きすぎるTシャツ

.

｢…なに、それ。｣


『ん？』


｢…その格好でコンビニ行ったの？｣


そうだけど…..と明らかに声をつまらせたA
分かってるなら最初からやめてよ、ほんとに


｢いつも言ってるでしょ、危ないって｣


『でも、そこのコンビニ行っただけだもん』



きたきた言い訳タイム
いつもなら俺が折れるけど今回だけは無理

.


｢でもじゃない、Aはさ｣


Aは自分の可愛さを分かってないから、変な男に捕まりそうで怖いんだよ、…俺は心配してんの


｢だから、分かった？｣

.

『うん、気をつけます』


｢ほんと気をつけてよ、てかもう俺どこでもついてくから｣


やけに素直なAの顔はちょっと嬉しそうに見える


｢ねえ、ほんとに分かってんの？｣


『うんうん、分かってるよ！』


ありがとう、直之。

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｢それ買ってきたの？｣

『コンビニでおまけしてもらったの』

｢は、それ絶対おかしいでしょ｣

(危機感０の彼女ちゃん✖心配性の上沢さん)

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