THE RAMPAGEと恋します

きちんと ページ39

壱馬 Side



数秒間、目が合い続けて




ピコン


慎話しましたよ。全部。




慎からLINEがきた。






壱馬ありがとう。




慎Aはちゃんと理解しています。








理解ね……。




俺はその場を離れた。




慎嘘つかないでくださいね。





嘘つき……か。


俺はそんなにわかりやすいか？






壱馬大丈夫だよ。








なんでだろう。



急に寒気が。




後ろを無理向くと




壱馬「誰もいねぇじゃん。」




慎とAはいなくなっていた。








……ごめんな。慎。



いや、メンバー全員。



迷惑かけて。




俺は弱い男だよ。



まだ、自分のことを全く知らない。





だから自分のことをよく知る。




これが俺の抱負でもあった。




『己を知る』






「やっと...終わったね。」





そう、聞こえた。



紅音さんがいなくなって



１年は過ぎたかな？





最後にあったときに



そう言われた。





何が終わったかなんて


まるで全部把握しているように。






ありがとう。みんな。



みんながいてくれて良かった。




本当にありがとう。




Aも理解してくれて



ありがとう。



この「ありがとう」は


今までで１番想いが詰まった



「ありがとう」だ。

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