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「あれがそうなんですね…ありがとうございました」
女性の言っていたのを参考にして、早速マップを見てみる
すると、大きく敵のインクで塗られているようだった
「あの…この試合…ここから勝てるんですか？すごく塗られていますけど…」
女性は不敵な笑みを浮かべる
「大丈夫です、勝てますよ。試合は、結構一瞬でひっくり返るものなんです」
「えっ…」
「さあ、行きましょうか。私の足元を塗っていただいてもいいですか？」
「えっ？あっ、ちょっと、待ってください！」
そして、その女性の言われるがままついて行き、塗っていると、女性がどんどんと敵を倒して、一気に形成を逆転させてしまった
僕は何度もその女性に守られてしまい、少し情けなかったが、その人をとてもかっこいいと思った
結果、その試合は一瞬で僕たちが逆転し、圧勝した
「ほ…本当に…勝った…」
試合が終わりロビーに戻る
直後、先程聞いた女性の声が聞こえる
「あっ、先程のわかばシューターさん。先程は援護ありがとうございました」
「！…あ、さっきの…」
「はい、私はテスラと申します。あれ以降は大丈夫でしたか？」
「は、はい！大丈夫です！本当にありがとうございました。僕はシューターといいます」
俺はテスラさんと言う女性のゲソに目が行く
バトル中は色が変わるため気づかなかったが、テスラさんのゲソは綺麗な白色だった
瞳は透き通った水色で、肌も白く、全体的に透明感がある印象で、顔も非常に整っている。一目見て美人な人だと思った
「は、はいっ。僕もどうしたらいいか分からなくて困っていたので、本当に助かりました」
「…最近は初心者狩りが増えていて、被害が止まないそうで…でも、あなただけでも助けられて良かったです」
初心者狩りが増えているなんて、2人は言っていなかったから、そんな人がいるなんて知らなかった
俺も自分で調べるようにするべきだったと反省していると、テスラさんが続ける
「そこで、なんですが…」
「はい…？」
テスラさんは改まった様子で僕を見る
テスラさんの方が少し背が高いので、僕も少し見上げて見れば水色の瞳と目が合う
早く成長期が来ないかなと思う中、テスラさんが続ける
「良ければ、私とフレンドになって頂けませんか？」
「え？」
俺は困惑した
フレンド？俺なんかと…？
こんなに強い人がどうして？
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作者名：ﾎﾉﾉさん | 作成日時：2024年3月28日 6時
