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そして翌日
学校にデュアルが登校してくる
「あ！シューター！」
「おはよう」
「おはよう！お前あの時、同じロビーの部屋に居たよな？なんでこっち来てくれなかったんだよ！」
「いや…テスラさんがハイドラントさん？とフレンドになりたかっただけだから、俺はいらないと思って…なんならお前も要らなかっただろ」
「お、おれ…もうテスラさんが怖えんだよ！」
「はぁ…？なんでだよ、あんなに優しい人この世に居ないぞ？」
ふと、俺は昨日テスラさんが言っていた事を思い出す
『……結構容赦なく倒してしまっていたのですが…』
『……思いのほか、デュアルさんを怖がらせてしまったようで…』
一体テスラさんはデュアルに何をしたんだ……
「…そういえば、テスラさんもお前を怖がらせてしまったって落ち込んでたな。テスラさんがお前に何をしたんだよ……」
「……ひたすらキルされた。めっちゃ怖かった」
「だってどこ行っても当ててくるんだもん！怖えよ！スライドしても動き読まれてるし、上から奇襲しようとしてもなんかこっち見てたし！もう、あの人のエイム力と探知力怖えよ！」
「それは…うん、そうか……」
そうか、それなりに経験を積んでいるやつがテスラさんと戦うとそうなるのか
俺はテスラさんが敵になってテスラさんに倒されたこともあるが、自分の実力不足だと信じて疑ったことがなかった
だが、ある程度経験を積んだ者が、経験上で避けられていたものが全て読まれてキルされまくるんじゃ、ムカつきを通り越して恐怖が来るのも納得だ
「だ、だから…本当はハイドラさんにフレンドになるのやめて貰いたかったけどよ…」
デュアルは遠い目をして続ける
「なんか、ハイドラさん楽しそうだったし、フレンドになれて嬉しそうだったし…あんなハイドラさん初めて見てさ…可愛いけど、すっげぇ複雑で…」
「そうかよ……まぁ、ご愁傷さま？」
「うわぁぁぁぁぁぁっ」
デュアルは頭を抱える
「うるさっ……そんなに絶望しなくてもいいだろ。テスラさんはお前が思ってるような怖い人じゃないぞ」
「…知ってるよぉ…お前がそこまで言うんだもん。知ってる、知ってるけどさ…」
俺はため息をついて続ける
「お前がテスラさんに慣れればいいだけだろ？ハイドラントさんのことが好きなら頑張れよ。お前まだ、あの人の眼中に入ってもないんだろ？」
俺がそう言うと、デュアルは頭を抱えたまま唸り始めた
「う…うぅ……そうだ…それもそうだな…！」
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作者名：ﾎﾉﾉさん | 作成日時：2024年3月28日 6時
