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【さぁ、鬼ごっこの続きを始めよう】
手紙にはこの1行が書かれていた。
「……"鬼ごっこ"というのは?」
『……』
安室さんにそう聞かれ私は上手く声が出ず目を逸らしてしまった。
手紙 ページ13
『な、なんでこれを……』
差し出された黒いゆりには花の茎にリボンが付いていた。
震える手で手紙と花を受け取り中を見る。
手紙の内容を見て思わず外に駆け出そうとすると後ろから手を掴まれた。
「仕事中にどこに行くんですか?」
『どこって……』
バッと安室さんの手を振り払い視線が自分に集中している事に気づいた。
『……すいません』
その手紙に何かあると思ったのか安室さんは私を奥に促した。
お店がひと段落すると安室が店長にも確認を取り早めに店仕舞いする事になった。
「……その手紙僕にも見せて貰えませんか?」
安室さんにそう言われ少し躊躇した後、差し出された手に手紙を渡した。
手紙にはこの1行が書かれていた。
「……"鬼ごっこ"というのは?」
『……』
安室さんにそう聞かれ私は上手く声が出ず目を逸らしてしまった。
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作者名:エスポワール | 作成日時:2023年5月30日 21時