検索窓
今日:9 hit、昨日:7 hit、合計:6,483 hit

会いたい ページ11

その後博士の発明品の話から今まで遭遇した事件の話になり大いに盛り上がっていて気がつけば外が暗くなり始めていた。


私と安室さんはちらほら訪れるお客様の接客をしながら時々話にまざっていた。



「あっ、もうこんな時間ですね」

光彦くんが時計を確認した。


「ほんとだ。そろそろ帰ろっか」

「そうだな。明日も学校だしな」

子供達が席を立った。


「今日は色んな話聞かせてくれてありがとな」

「気ぃつけて帰れよ〜」

津田さんたちが子供達を見送る。



「んじゃま、俺達もそろそろ帰るとするか」

「そうだな」

2人も席を立つ。


「じゃ、紡ちゃん、安室ちゃんまたね〜」

「はい。またお越しください」


彼らが居なくなった店内はなんだかやけに静かで少し寂しく思えた。




閉店後2人でお店の片付けをする。

「……なんだかあいつらといると昔を思い出すよ」

ふと安室さんが話しかけてきた。


『あいつらって原さんと津田さんの事ですか?』

「ああ、何故だか同期達と過ごした日々を思い出した。名前もなんか似てる気がするし……」



『……やっぱり、安室さんにとって同期の方たちと過ごした時間は特別ですか?』


「ああ……。色々あったがアイツらと過ごした時間はかけがえのないものだったよ」

安室さんが目を伏せてそう言った。


『…………会いたいですか?』


「会えるならな……。でもまだアイツらのところに行くわけにはいかないからしばらくは無理だろう」

会えるなら、か……。

『……そうですね』


降谷さん、ごめんなさい……。私の、せいで……。

黒いゆりの花→←ひったくり



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
44人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:エスポワール | 作成日時:2023年5月30日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。