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プロローグ ページ2
桜の花びらが舞う中1つの家が炎の渦に巻かれていた。
『おかあさーん！おとうさーん！おにいちゃーん！』
「それ以上近づくのは危険だ！」
『いやぁー！はなして！』
必死に腕を振り払おうともがく。
「……ごめんね」
直後抱き抱えられどんどん家から遠ざかっていく。
『いやぁーーーー！』
(…………またこの夢か、最近は見なかったのに)
窓の方を見ると外はまだ暗かった。
時計を確認すると4時を過ぎたところだった。
ベットから降り古くなったペンダントを開く。
そこには桜の木に囲まれた家を背景に笑顔で映る4人の写真が入っていた。
(待っててね、お母さん、お父さん、お兄ちゃん、必ず私が彼らを＿＿＿)
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作者名：エスポワール | 作成日時：2023年5月30日 21時
