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1話 ページ3

及川side




朝起きると 俺はいつものようにスマホに手を伸ばす



ホームボタンを押すと俺は驚き思わず声を上げる



「ちょっと何これ?!」




スマホの画面には A と書いてある着信履歴が
数十件入っていた




因みにAは俺の幼馴染




俺は数十件も来ている着信履歴の1つをタップして電話をかける





(てか、こんなに電話来てるのにきづかないおれってある意味すごいんだけど)




2コール程鳴った時

プツリ と 電話に出る音が聞こえた





「もしもs」


「及川!どうしよう!私"透明人間"になってる!」




キーン と 耳に響く声


朝からこんな大声で騒がれてこっちはたまったもんじゃない



「取り敢えず落ち着い__」


「落ち着けるか!!」





話聞いて?!



朝から爆音とも言えるモーニングコールを受けた挙句
"透明人間" になったと話す 幼馴染


混乱しているのはこっちも同じだ




「えっとー、何?頭ぶつけた?」


それか岩ちゃんにでも殴られた?

そう言うと「ぶっ飛ばすぞテメェ」 と低音ボイス


「ガチトーンやめて!!」



俺はひとまず落ち着きを取り戻すとAにこう話す



「取り敢えず準備終わったらそっち行くから」

「早く来てね!!」

「分かってるって!」



話が終わり画面に出ている 『終了』 の文字をタップした




どっと疲れた俺は布団にパタリと倒れる
そしてそのまま寝返りを打った


スマホの画面をぼーっと見つめていた



「...てか"透明人間"って?! え?!どういうこと?!」




今頃になって慌てて急いで準備を始めた






"透明人間"?!!

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作者名:su | 作成日時:2018年6月13日 21時

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