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おまけI ページ17

貴方side




私が元の身体に戻った日は久し振りに家に帰った

私が透迷人間になっている時、運良くお母さんとお父さんは出張でいなかった





自宅のリビングにある大きなソファに飛びついた



「はーっ、やっぱ家が一番落ち着く」




でも、及川がいなくて少し寂しかったり...


あれっ、私ってこんなに乙女ちゃんだっけ?
なんて一人でクスクスと笑う



早くみんなに会ってまた部活したいな
そう思いながら重くなってきた瞼をゆっくりと閉じた








朝になって目覚ましを止めて着替えをする



「よしっ」



玄関を出ると 及川と一が待っていた


「おはよ!」
「おう、おはよ...戻ったのか!」
「ん!戻れた!」



一は安堵したような顔で「良かったな」って笑ってくれた

つられて私も一緒に笑う


「ちょっと〜及川さんのこと忘れてない?」
「あっ...」
「え?ちょ、ほんとに忘れてたの??」








学校について一と別れた後に及川と一緒に教室に入る


「おはよ〜」
「A!!」



仲のいい友達がお仕掛けて私に抱きついた


「わっ!!」
「もう、心配したんだからね!ずっと学校来ないし!」
「うん、ごめんね、もう大丈夫だから!」


抱きしめながら笑った








部活時間になって
久し振りにジャージを着てスポドリの準備をする




休憩時間
「はいっ、Aちゃんの作ったスポドリ出来ましたよ〜」


一斉にみんなが振り返る


「「A!?」」
「よっ、元に戻ったぜー」


そう言ってピースをしておいた






部活が終わって皆と円になってお喋りタイム



「ほんと、良かったね元に戻れて」
「うん、ごめんねずっと休んで」
「いいんだよ!逆にお前居ないとこんなに大変なんだって分かったし!」


そう言って笑う花巻


「あー、ほんと花巻のそういう所すきだわー」


笑いながら言うと「え、付き合っちゃう?」なんて茶番が始まる



「はいっ、ストープAは及川さんの彼女だからマッキーにはあげませーん」


そう言って首根っこを掴まれて引き寄せられた

「ぐえっっ」



部室がしーんと静まる







「「えっ??」」







部室内に沢山のクエスチョンマークが浮かんでいた

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作者名:su | 作成日時:2018年6月13日 21時

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