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彩side
さっき裁判が行われた。
刑は…
無期懲役。
死 刑になるかと思ったけど…
今は牢屋に戻って、小さな窓から外を見ている。
すると。
婦警「面会よ。出てきなさい。」
私は言われた通り行ってみる。
父さんと母さん？
何言われるんだろう。
でもそこにいたのは…
あいつだった。
A「彩…さん。」
「彩でいいわよ。」
平常心だ、と言い聞かせる。
「なんか用？私の姿でも見て馬鹿にしに来たの？」
A「…が…の…」
「何？」
A「違うの！」
じゃあ、何しに来たの？
A「私、彩と仲直りしたいの！」
「は？」
私は絶句した。
あんな事したのに？
仲直りして欲しいの？
「馬鹿じゃないの！？」
A「ビクッ！」
「私があんな事したのに何言ってるの？仲直り？馬鹿言わないで！本当馬鹿にしに来たくせに…！」
Aは怯えている。
でも今までとは違う。
A「確かに、彩はしちゃいけない事をした。でも、彩だけが悪いんじゃない！私にも何か原因があったんでしょ？」
「あんたには…関係無いでしょ…！」
A「彩！逃げないで！私はあんたと向き合いたいの！」
「A…！」
Aは泣いていた。
こんな姿を見たのは初めてだった。
いつも何をされても無表情で、何も言わなくて。
私は驚き、戸惑いを隠せなかった。
でも、こいつは今私と本気で向き合おうとしてる。
それに応えないという訳にはいかない。
私は立ち上がった体を椅子に向けて、座った。
ゆっくりと話した。
Aの存在が羨ましかった事。
Aが憎かった事。
本当は仲良くなりたかった事。
私は初めて泣いた。
気持ちを伝えるのがこんなにも辛く、苦しく、
勇気がいるのかを。
「ごめん…なさい…」
初めて言えたごめんなさい。
この瞬間を絶対に忘れてはいけない。
A「うん。私もごめん…じゃあ、はい。」
手を差し出すA。
沢山の傷が見えた。
私は手を握って笑った。
その後、部屋に戻った。
部屋って言っても、牢屋なんだけどね。
私は外をまた見た。
そしてひざまづいてこう祈った。
Aの傷がいつか癒えるように、と。
そのまま私は眠りについた。
.
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ムフフ(プロフ) - あー…最後まで見てなかったんですか…それなら見た方がいいと思いますよ！彩もちょっと可哀想だと思うので… (2016年4月25日 5時) (
レス) id: ac0db5c9dd (このIDを非表示/違反報告)
優善(プロフ) - ムフフさん» いえ、やめます！最後見てやめます！ (2016年4月24日 23時) (レス) id: 976855f4fd (このIDを非表示/違反報告)
ムフフ(プロフ) - シメあげてきてください！満足するまで！www (2016年4月24日 20時) (レス) id: ac0db5c9dd (このIDを非表示/違反報告)
優善(プロフ) - さやかとか言うやつ後でシメル (2016年4月24日 20時) (レス) id: 976855f4fd (このIDを非表示/違反報告)
ムフフ(プロフ) - そうなんですよね…最初からずっとカタカナと思っていたら…打ち間違えで…本当に指摘ありがとうございます！まだ色々と学習しなければ…！本当にありがとうございます。 (2016年4月20日 19時) (レス) id: ac0db5c9dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ムフフ | 作成日時：2016年3月26日 22時
