【イナイレ】一応彼氏。 - ミストレーネ・カルス - (ページ13)

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11.異変ページ13

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ミストレside

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体力測定を終え、ヘトヘトの状態で帰宅した。

Aを待っていたのに
俺を待たずにあいつは先に帰っていたようだ。

はぁ、くそうぜぇ←

痛む足を無理矢理引きずり、部屋のドアに手を掛けて開ける。

鍵を閉めてスパイクを乱雑に脱いだ時、シャワーの音が聞こえた。

やっぱり帰ってたのか。

玄関(といっても小さいけれど)を見ると、俺の脱ぎ捨てたスパイクの横に
俺よりも遥かにサイズの小さいスパイクが、ちょこんと揃えて置いてあった。

…こう言うところはキチンとしてるんだよなぁ。
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くす、と笑い
お腹が減ったので、カロリーゼロのゼリーでも食べようと冷蔵庫に手を掛けたその時だった。

洗面所のドアが、「ガラガラ」と音を立てて開いた。

Aが風呂から上がってきたようだ。

「あがったの？
ハイこれシュークリーム」

俺は、また口から火を噴くこいつを思い出して嘲笑ってやろうと思い
激辛シュークリームをAに差し出した。

だが、

『ミストレお帰り！ありがと～。
でもちょっと今日は食べられないから、冷凍庫入れといて～』

「…？うん」

意味がわからなかった。
こいつがシュークリームを受け取らない日など無い筈だった。

そして、Aは落ち着いた足取りで寝室へ行った。

(…あいつが髪を乾かさずに寝るなんて、有り得ない。)

あいつ…

頭でもおかしくなったか？

あ、元々だ。←