六話 ページ9
sideなし
メグ「よっ、神童！」
時刻が経ち、今は午後5時半。
下校を知らせる綺麗な音色のチャイムが、快く響き渡った。
神童「お、メグ。あれ…Aは？」
メグ「…知らね。
ルカとか希姫と帰ってんじゃね？」
大きな目をキョトンとさせ
Aが居ないを知って少し落ち込んだ神童に
メグは、無性に腹が立った。
メグ「(んだよ。皆してAAって。)」
メグは神童が好きだ。
だが神童は、Aが好きだった。
この想いは、叶わないのだろうか。
…そう思ったこともあった。
メグ「(…だけど、)」
メグ「(じっとしているだけじゃ、神童は私の彼氏にはならない)」
神童は学年でも一位でかなりモテている。
なのでこの現状は、メグにとってとても辛いことだった。
メグ「(神童はモテるから
すぐに告白されちまう。もし神童が、告白した人にOKしたら…)」
考えただけで泣きそうになるし、絶望的だ。
全てが決まるのは神童の答え次第なのだ。
告白した人にOKしたら、もうメグのモノにはならないのだから。
神童「…メグ、何かあったのか？」
メグはパッと顔を上げた。
神童が、自分について聞いてくれている。
自分を、心配してくれている…！
そうなっただけで、もう嬉しさが溢れ出した。
だが、
.
神童「…Aに、何かあったのか、メグ。」
.
神童が心配していたのは、Aに対してだった。
メグ「(…勝手に期待して、バカみてぇ)」
この瞬間から、気づいてしまった。
…もう神童は、自分に少しの気もないと。
持っていた希望も、全て失った。
神童「朝、体調悪そうだっただろう。何か聞いてないのか」
その目は、メグに向けられているのではなく
全てAに向けられている事にも、分かってしまった。
神童の話は、耳に入らなかった。
…メグの体は、自動的に動いた。
神童「！？ちょ、何するんだ、メグ！？」
…いつもAには勝てなくて。
メグ「(もう奪ってやる。…強引でも)」
…神童は、
神童だけは、私のモノ。
既にメグは、神童の想いなどどうでも良かった。
メグ「(これで、私の勝ち…！)」
自然と笑みが浮かんだ。
今日のラッキーイナGoキャラ
フェイルーン
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
幽鬼兎（ライラ）(プロフ) - meteorさん» コメントありがとうございますっ！最近忙しいですが、できるだけ頑張りますね！ (2016年4月7日 15時) (
レス) id: 28c829f7f7 (このIDを非表示/違反報告)
meteor - おもしろかったです! 更新、頑張ってください!! (2016年4月7日 14時) (レス) id: 1804c703d2 (このIDを非表示/違反報告)
ライラ(プロフ) - わたがしさん» わざわざアドバイスありがとうございます！面白かったら何よりです！このアドバイス、考えてみて凄くいいものだったので、活用させていただきます(^^)ありがとうございました！ (2016年4月2日 4時) (レス) id: 28c829f7f7 (このIDを非表示/違反報告)
わたがし(プロフ) - とてもとても面白いです！アドバイスはほとんどないですね。１つ思ったのは口が悪いのは夢主が昔の蘭丸の好きなひとに合わせたからなら夢主sideの時の蘭丸に対してドキドキしてたり精神的に弱ってるときにもとの口調に戻すともっとよくなると思いました。 (2016年4月2日 1時) (レス) id: 5621a17876 (このIDを非表示/違反報告)
ライラ(プロフ) - おー、さんきゅ！お互い頑張ろねー(o^^o) (2016年3月10日 18時) (レス) id: 28c829f7f7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月愛 | 作成日時：2016年2月8日 22時
