四十二話 ページ49
神童side
8時過ぎ。
電灯が明るく照らされた住宅街。
神童「誰からの電話だったんだ？」
A「あー…おかーさん」
神童「お母さんなのに、あんな口調で話してていいのか？」
A「うるせぇ。俺、お母さんだなんて思ってねーよ。」
そう言いながらも、
お母さんが好きだというのは丸見え。
前を向かないで、
少し左を向いたらAが照れているという証拠。
神童「ほんとは、大好きなくせに」
A「なっ…！？黙れ！」
その時、俺のスマホから電話がかかってきた。
…霧野だった。
神童「悪い、ちょっと出る」
そう言って出た。
霧野「神童！？今すぐ、Aを連れて俺の家へ来い！」
神童「どうしたんだよ、霧野。なにをそんなに焦ってるんだ？」
いつもの穏やかな話し声とは裏腹に、
声を張り上げて叫ぶような話し声をしていてビックリした。
霧野「っ、Aに変われ！」
仕方ないなと思いながら、Aにスマホを渡す。
A「蘭丸、どした？」
彼女は、嬉しそうな笑みを浮かべている。
友達の俺とは、全く違うような。
だがそんな表情は、どこかへ消えていった。
Aの表情は、絶望的なものへと変わっていく。
A「は…！？
っ、今すぐ行く！救急車呼んでくれ！」
そう叫んで、Aは電話を切り、俺のスマホを持って突然走り出した。
神童「っ、A！？どこ行くんだよ！」
全力疾走で走るA。
俺も全力疾走で走った。
その時はまだ、わからなかった。
今なにが、どんなことが、起こっているのか。
だが、Aの家に着いた途端、ようやく意味がわかった。
A「お母さん…！！」
そう言って涙を流す、Aを見据えながら。
なにもできなかった自分が悔しい。
Aの母は、亡くなっていた。
今日のラッキーイナGoキャラ
フェイルーン
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幽鬼兎（ライラ）(プロフ) - meteorさん» コメントありがとうございますっ！最近忙しいですが、できるだけ頑張りますね！ (2016年4月7日 15時) (
レス) id: 28c829f7f7 (このIDを非表示/違反報告)
meteor - おもしろかったです! 更新、頑張ってください!! (2016年4月7日 14時) (レス) id: 1804c703d2 (このIDを非表示/違反報告)
ライラ(プロフ) - わたがしさん» わざわざアドバイスありがとうございます！面白かったら何よりです！このアドバイス、考えてみて凄くいいものだったので、活用させていただきます(^^)ありがとうございました！ (2016年4月2日 4時) (レス) id: 28c829f7f7 (このIDを非表示/違反報告)
わたがし(プロフ) - とてもとても面白いです！アドバイスはほとんどないですね。１つ思ったのは口が悪いのは夢主が昔の蘭丸の好きなひとに合わせたからなら夢主sideの時の蘭丸に対してドキドキしてたり精神的に弱ってるときにもとの口調に戻すともっとよくなると思いました。 (2016年4月2日 1時) (レス) id: 5621a17876 (このIDを非表示/違反報告)
ライラ(プロフ) - おー、さんきゅ！お互い頑張ろねー(o^^o) (2016年3月10日 18時) (レス) id: 28c829f7f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月愛 | 作成日時：2016年2月8日 22時
