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*濁り雨 ページ35

貴「雨、か」


からっきしの空を見て呟く。

もう、ドン底まで落ちたはずなんだけどねぇ。


貴「随分濁った雨が降ってるや」

「姉ちゃん、今日は一日中晴だぜ?」

貴「……!!」


お前は……!!


貴「誰ッッッ……むぐ!」

高「連れねぇ女だ……俺を見てすぐ逮捕しようってかァ……?ククッ」

貴「んー!!」


クソ……

わっちはクナイを奴の腹に勢いよく突きつけた。

頭に、奴の血がかかる。


貴「ぷはっ!
へへ……汚い奴は嫌いでね」

高「ガハッそりゃあお互いさんだ……」


血を拭うと、わっちの方へ向き直った。


高「お前、俺と取り引きしようじゃねぇか。
少なくとも、あの馬鹿よりか有効な取り引きをしてやる」

貴「……何が望みだィ」


高「てめぇの手で手に入れた情報、首だ」








!!まさか……!!

*本性本名→←*今日は



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作者名:ドSガール | 作成日時:2015年3月5日 20時

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