6人が私の取り合いをしています

第３２話 ページ33

「やだ！嫌われたくない！やめるね」

私も恥ずかしいので止めていただきたい

「よぉし。Aちゃん可愛いですね」

さっき自ら可愛いと言いすぎから嫌われる、と言ったよね？

「おい、おい！そ、そう言えば腹黒サイコパスって意味分かる？」

「それは駄目！」

「え？知らない」

「るぅとくんの事でーす！腹黒でサイコパスなんだよ」

言われてみたら分かるかもしれない

「気のせいだよ」

「違う！本当だって」

「そうだよ本当だよ」

会話に入ってきたのは莉犬くん
ころちゃんの味方なんだね

「うるさいです。莉犬。あ、Aちゃん今の話嘘だから信じなくて良いよ」

「自覚した方が良いぜよ」

何語だ？

すると学校が見えてきた

「あ、学校着いたねー」

「ほんとだ」

「今日は何ある？」

「部活」

「あー。そうだね。何するんだっけ？」

「台本発表！」

莉犬くんが嬉しそうに言うと

「そうだね！」

といきなりころちゃんの顔がぱぁぁっと明るくなる

二人とも嬉しいんだね

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