6人が私の取り合いをしています

第２２話 ページ23

「あ、おはよう」

朝一番に声を掛けてくれたのはなーくん

「おはよー！」

「休み時間にちょっと部長に聞きたいことあるから付いてきてくれない？」

「良いよ」

良いんだけど何で私なんだろう
私より仲良い人いるのに

「それじゃあ皆さん国語やりますよ」

国語の授業が終わったら部長に聞きに行こう

「国語の授業終わったから聞きに行こう」

「分かった。部長どこにいるかな？」

「それ分かんないんだよね」

それ分かんなかったら聞けないと思うけど

「ま、探してたらいるでしょ！」

教室とかにはいるはずだ
　
「あの人何組だっけ」

「3年生ってことは分かるんだけど」

名前もろくに覚えていない

「あ！ぶちょーと副部長！」

「いるじゃん！」

廊下を歩いている部長と副部長に会った

「え？どうしたの？」

「あ、キミ達カップル？」

副部長すごいこと言うね

確かに年頃の男女をリア充と見る人はたくさんいるけれど

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