告白ライバル宣言__Trsk ページ3
僕には想い人がいる。
いきなりそんなことを言われても困るかもしれないが、もう長く想っている。
『修功!!ここわかんなかったんだけどー』
そう言っていつものように僕に抱きついてきたのは想い人のAだ。
「はぁ、ここはね。こうして、こうだよ？」
僕の説明をAは真剣に聞いていた
こんな幸せな時間は直ぐに終わった
「あ、鶴崎、紅月。なにしてんの？」
図書室で借りたのか少し分厚い参考書を持っていたのは水上だった
『あ、颯。わかんない所があって修功に教えて貰ってたんだ』
僕と話す時よりも嬉しそうな笑顔だった。
水上も心做しか、いつもより笑顔だった
「ふーん。どこわかんなかったの？」
水上に聞かれ、Aは少し悩みながら『ここなんだ』とノートを見せる
「あー、そこなら。ここをこうするか、こーしたらいいとおもうよ？」
水上はAからペンを借りてノートにサラサラと文字を書いた
『なるほど。ありがとう』
僕に見せるよりも幸せそうな笑顔。
それはもう、現実を突きつけられてるようで…。
僕はそんな二人を見て軽く苦笑いをする
この二人の間に僕は入れない。
「恋に落ちたのはAのせいだから…」
なんて言葉は、本達が笑うように吸収した
それから何日経った。
僕は少しでもAに異性として見られるようにメガネからコンタクトに変えた
「はぁ、こんなことしても変わんないのに」
僕はそっと頭を抱える
『修功。私ね、颯のことが好きなんだ。どうしたらいいかな…』
そう言って、顔を歪ませた彼女に僕は言葉を失った
彼女も、人を想ってる。
大事な人を思ってるのは変わんないんだ。
僕も君も…同じように。
矛盾してるのは分かる。
でも、僕はひとつの答えしか導き出せなかった
「伝えれば、いいんじゃない？」
僕の言葉に彼女は驚いたような顔をしていた
『私。いってくる』
そう告げて彼女は走っていった
僕は1人窓から外を見た
そこには顔を赤くして喜んだように笑う彼女と、そんな彼女を優しく抱きしめる水上の姿が見えた
「おめでとう…好きだった人。」
僕は小さく呟いて、伸びをした。
失恋したのに何故か清々しい気持ちだ
それはきっと、君が幸せになるからだ。
〜・〜・〜・〜・
こちらもHoneyWorksさんの【告白ライバル宣言】という曲です。
内容は少し変えてますが、もしよければ聞いてみてください。
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リん@紅月(プロフ) - ゆんすずさん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきました！やはり関西弁は難しいですね。すごく助かりました。これからもこんな駄作ではありますがよろしくお願いします (2019年3月29日 7時) (
レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
ゆんすず(プロフ) - 川上さんの大阪弁なのですが、大阪だと「予行練習なんか全部嘘やねん。ほんまは拓朗のことが好きで好きでたまらへんねん」ですかね笑良ければ参考までにしてください笑あと川上さんの下の名前の漢字拓郎ではなく拓朗です！訂正お願いします！これからも頑張って下さい！ (2019年3月29日 2時) (レス) id: 0430e24f17 (このIDを非表示/違反報告)
リん@紅月(プロフ) - なのさん» ご指摘ありがとうございます。訂正させていただきました。 (2019年3月3日 12時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
なの - センパイとお話で書かれていたところです。 (2019年3月3日 9時) (レス) id: 2fd20148e1 (このIDを非表示/違反報告)
なの - すみません。間違えだったら申し訳ないのですが、国立筑波大学附属駒場高校って男子校では、ありませんか？筑駒の方は、男子校であった気がして…。 (2019年3月3日 9時) (レス) id: 2fd20148e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん@ログインできなくなった作者 x他1人 | 作成日時：2019年2月25日 22時
