検索窓
今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:36,483 hit

第156話 ページ6

「サイモン、Aさんと逃げてください」

下に降りた時にジュペリさんが言ってきた

『2人はどうするんですか』

僕が聞くと2人は「SASの奴らが来る。大丈夫だ、早く逃げろ」ホーガンさんが時計を見ながら言った

「大丈夫、直ぐに方が付く。早く行って」

「任せた…二人とも」

シンさんが僕の手を引いて走り出す

『シンさん…戻りましょう。今なら彼らを助けられます』

僕が言っても彼は何も言ってこない
強い力で引っ張られるだけだった
彼の掴む力が離れるにつれ強くなっていった

彼も心配なんだ。
そう思うと僕は何も言えなくなっていた
でも、こんなに心配するならやっぱり…

そんな考えがよぎったが僕は直ぐにその考えをなくすように首を振る

彼に合わせて走る

「このまま日本に飛び立つ。僕も一緒に避難させてもらう。」

走った先に軍のヘリが止まっていた

「大丈夫…僕らが呼んでたやつだ。きっと彼らのところに援助が入った」

シンさんの表情は少し緩んでいた
僕はその表情に少しだけほっとした

ヘリに乗り込んだ

「このまま日本の内務省に飛びます。」

僕は『わかりました、お願いします』と頭を下げた

その後数時間のフライトで日本の内務省についた

機内で種田長官に話をしていたのでパニックになることは無かった

「Aさん、話は聞いてます。あと、サイモン・シンさんも…来てください」

出迎えてくれたのは安吾さんと貴志さんだった

『ありがとうございます。安吾さん』

シンさんは少し警戒をしていたようだが僕の表情を見て警戒度を下げたようだった

「初めまして、坂口安吾です。とりあえず移動しましょう。」

安吾さんの言葉に僕らは静かに動いた
ヘリはアメリカに戻るそうだ

特務課の使われていない会議室に入った

「どうぞ座ってください」

安吾さんの言葉に僕とシンさんは静かに席に着いた

「話は聞いてます。種田長官はいまSASの上層部との会議でいません」

僕とシンさんは黙っていた
何をどこまで話されているのかわからないからだ
少なくとも彼らはSASの秘密部隊
その事を話しているのかすらわからないこの状況で無闇に言葉を出す訳には行かないのだ

「パトリック・リンチの脱走を阻止できていればこんなことに…こちらの責任です」

貴志さんが声を上げたそしてシンさんに頭を下げていた

「いえ、こちらももっと考えるべきでした。Aさんを危険な目に遭わせてしまい。すみませんでした」

シンさんも頭を下げた

第157話→←第155話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (56 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
163人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 文豪ストレイドッグス   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

イアデビル(プロフ) - 面白いです更新待ってます頑張ってください (2020年4月21日 15時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
リん@紅月(プロフ) - 文スト愛好家さん» コメントありがとうございます。喜んでいただき嬉しい限りです。これからもこんな駄作ではありますが、応援していただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします (2019年3月20日 11時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
文スト愛好家 - 映画編面白かったです!いつも楽しく読ませて貰ってます!これからも頑張ってください!応援しています! (2019年3月20日 1時) (レス) id: 2047e5dc6b (このIDを非表示/違反報告)
りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - まゆさん» 返信遅れてしまいすみませんでした。コメントありがとうございます。続編に行くことが出来たのは読んでくださる方々のおかげです。これからもこんな駄作ではありますが応援してくださると助かります。本当にコメントありがとうございました (2019年2月8日 2時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編おめでとうございます^_^すごく、面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^応援してます^_^ (2019年2月7日 0時) (レス) id: 833a45e133 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りん@ログインできなくなった作者 x他1人 | 作成日時:2019年1月24日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。