乱歩さんの妹は特務課で…。No.4

第181話 ページ31

「やれやれ、儂が見込んだ娘なんだそんな所でくたばってやるな」

急に声をかけられ僕は弾かれるように顔を向ける

『な…つめ先生…』

そこには僕と織田作に小説を渡してくれた恩師(ひと)が立っていた

「全く、ほんとに手のかかるやつだな。お前は」

そう言って夏目先生は僕の前に立った

『どうして…ここに、？』

｢何、探偵社があそこまで荒れたのだ…わかるに決まっておるだろ｣

そう笑う先生は昔と何も変わらなかった

『僕…もう、戻れないんです。もう戻ったらダメなんです』

｢そんなの誰が決めたんだ｣

僕の目を見つめて放たれた言葉に少しだけ言葉を詰まらせる

｢まぁ、君の言いたいことは分かる…だからこれを渡そう｣

僕に近づいてきて1粒のカプセルを渡してきた

『これは…？』

｢特殊なルートで手に入れたものだ…その姿では生きれないのなら姿が変わればいいのだろ｣

そんな暴論があるのか…そう言いたくなったが何とか抑える

｢なーに、少し幼くなるだけだ。あの子たちのようにね｣

その言葉に脳内であの2人を思い浮かべる

『貰います…それください』

｢あぁ、もちろん｣

夏目先生からカプセルを貰い飲む
独歩吟各で子供服を出して着替える

僕の服はこの場所とともに燃やした
もちろん彼女…フランソワーズの遺体と共に

｢さぁ、彼らが来る前に行こう…A｣

夏目先生の言葉に『はい』と返事をして後に続く

私の人生、再スタート


〜・〜・〜・〜・〜・

久しぶりの更新です。
本当はあのままでもいいんですがちっちゃくなって遊びたいんです(((

気ままな亀亀更新ですが良ければまた読んでください。

第182話→←第180話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す