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第153話 ページ3

僕らは逃げるようにその場から離れた
しばらく走ると1台の車が僕らの前で止まった

「話はあとだ、ハーラン、A乗れ」

そう叫んだのはマーティンさんだった
隣にはホーガンさんが座っていた
僕らは直ぐに乗り込んだ

「どうしてここに」

エリスンさんが聞くと2人は声を合わせて「嫌な予感がした」と答えた

ホーガンさんの異能で僕がホテルにいないこと、エリスンさんが家に帰ってないことに気づき探していたそうだ

「A、大丈夫?」

エリスンさんが僕の顔を覗き込んできた

『だ、大丈夫です。少し、疲れただけです』

僕は力なく笑う
きっと初めて使う異能ばかりだから体が限界なんだ
やはりこの異能に【伝説】なんて少し盛った名前だな…なんて1人場違いなことを考えていた

「Aはこのままここで待機。俺らがチェックアウトと荷物もってくるから休んどけ」

マーティンさんが優しく頭を撫でてくれた
僕は『ありがとうございます』とだけ伝える

頭が痛い、体が無駄に疲れてる
朦朧とする意識を何とかつなげる

「A、さっき無力だった私が言うのもあれだけど、寝な?大丈夫、今度は私が守るからさ」

エリスンさんが頭を優しく撫でてきた
その優しさは僕の意識を飛ばすには十分なものだった。



〜・〜・〜・〜・〜

『スースー』

私が頭を優しく撫でるとあっという間に眠りについたのは日本から来た西尾Aだ

さっきは少し油断した時に攫われ迷惑をかけた
しかし彼女の異能が本物というのが分かった

「荷物はこれで全てか?」

チェックアウトを終えたジョージが戻ってきた

「残念ながら寝てるわよ。でもそんなに持ってきてないって言ってたからあってると思うわよ」

私か答えるとジョージは少しだけ間を開けてから「やはり、異能を使うと疲労が凄いのか」と納得したように呟いていた

「まぁ、あんなすごい異能だからそだろうね」

私の返答にジョージは少しだけ顔を顰める

「ジョージさん、早く乗ってください」

痺れを切らしたかのようにアントワーヌが言った

「あぁ、悪い」

ジョージが乗り車が動き出した

「さっきセバスチャンさんに連絡したところ、73基地から10基地に変えるそうです。なので10に向かってください」

アントワーヌの言葉に「了解」と返してジョージがハンドルをきった

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設定タグ:名探偵コナン , 文豪ストレイドッグス   
作品ジャンル:アニメ
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イアデビル(プロフ) - 面白いです更新待ってます頑張ってください (2020年4月21日 15時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
リん@紅月(プロフ) - 文スト愛好家さん» コメントありがとうございます。喜んでいただき嬉しい限りです。これからもこんな駄作ではありますが、応援していただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします (2019年3月20日 11時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
文スト愛好家 - 映画編面白かったです!いつも楽しく読ませて貰ってます!これからも頑張ってください!応援しています! (2019年3月20日 1時) (レス) id: 2047e5dc6b (このIDを非表示/違反報告)
りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - まゆさん» 返信遅れてしまいすみませんでした。コメントありがとうございます。続編に行くことが出来たのは読んでくださる方々のおかげです。これからもこんな駄作ではありますが応援してくださると助かります。本当にコメントありがとうございました (2019年2月8日 2時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編おめでとうございます^_^すごく、面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^応援してます^_^ (2019年2月7日 0時) (レス) id: 833a45e133 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りん@ログインできなくなった作者 x他1人 | 作成日時:2019年1月24日 6時

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