第165話 ページ15
朝、目が覚めると部屋には僕とハロしかいなかった
彼女が寝ていたソファーも冷え切っていたので結構前に出ていったのは明白だった
「まぁ、彼女も忙しかっただろうからな」
僕は一人部屋で呟いた
鍵はしっかり閉められていた
「今日の予定は…」
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【毛利先生方と神海島】
その線が2日にわたって書かれていた
「はぁ、この日のために色々資料を片してたし仕方ない」
そんな言葉を自分に言い聞かせた
プルルルル、プルルルル
「〈はい、〉」
「〈降谷くん。少し君に聞きたいことがあって電話させてもらったよ〉」
電話の先は神代さんだった
「〈いえ、大丈夫です…それより、どうかしたんですか?〉」
俺が聞く
「〈特務課の西尾さんのデスクに辞表が置かれていたそうで、どこに西尾さんがいるか知らないかと聞かれて〉」
神代さんが困ったように言ってきた
「〈え…いや、わかんないです〉」
Aが辞めた…
昨日笑顔で【まもりたい物を見つけたんです。】って言ってたのに
「〈彼女は特一級の異能を使うようになれているかもしれない…そう伝えられた。彼女がもし敵になった場合はほんとに最悪だと種田も言っていた。〉」
その言葉が静かに淡々と聞こえた
俺は何も言えなかった
彼女の
彼女がもし本当に敵になったのなら俺らに勝ち目はない…
「〈彼女を見つけたら連絡してくれと、種田から言われておる。〉」
「〈分かりました…では〉」
電話を切ってから俺はしばらく何も考えられなかった
彼女の思考が一切読めない
わからない
それが恐怖だった
プルルルル、プルルルル
また電話が鳴った
「〈は、い〉」
「〈あ、安室さん。なかなか集合場所に来なくてみんなが心配してるよ。どうかしたの?〉」
電話はコナンくんだった
「〈う、ううん…大丈夫だよ。今から向かうよ。船乗り場でいいんだよね。〉」
「〈うん。気をつけてね〉」
電話を切る
そうだ、俺は今潜入捜査中どれだけ気になったとしても集中力を乱す訳には行かない
俺は2度3度頬を叩いてから大きく息を吐いた
着替えをしてから車に乗り集合場所に向かった
船に車を乗せて
「安室の兄ちゃんおせぇーぞ」
そう言われたので「ごめんね、これを作っていたら遅れてしまってね」と急いで作ったサンドイッチを見せると子供たちは嬉しそうに喜んでくれた
ある少年以外は…
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イアデビル(プロフ) - 面白いです更新待ってます頑張ってください (2020年4月21日 15時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
リん@紅月(プロフ) - 文スト愛好家さん» コメントありがとうございます。喜んでいただき嬉しい限りです。これからもこんな駄作ではありますが、応援していただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします (2019年3月20日 11時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
文スト愛好家 - 映画編面白かったです!いつも楽しく読ませて貰ってます!これからも頑張ってください!応援しています! (2019年3月20日 1時) (レス) id: 2047e5dc6b (このIDを非表示/違反報告)
りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - まゆさん» 返信遅れてしまいすみませんでした。コメントありがとうございます。続編に行くことが出来たのは読んでくださる方々のおかげです。これからもこんな駄作ではありますが応援してくださると助かります。本当にコメントありがとうございました (2019年2月8日 2時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 続編おめでとうございます^_^すごく、面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^応援してます^_^ (2019年2月7日 0時) (レス) id: 833a45e133 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん@ログインできなくなった作者 x他1人 | 作成日時:2019年1月24日 6時