第148話 ページ48
2人と別れた僕は安吾さんに電話をした
『〈もしもし…Aです〉』
「〈はい、わかってます。何か進展がありましたか?〉」
安吾さんの言葉に僕は全て話したくなった
しかし、そんなこと出来い
『〈何もありません。ジャプリゾさんがいろんな資料をくれたのでこちらも色々動いていきます。その報告をしたかったんです。〉』
僕が言うと「〈そうでしたか、分かりました。気をつけてくださいね〉」安吾さんはそう言って電話を切った
僕は切った携帯を見つめ『ごめんなさい…』と小さく呟いた
安吾さん、日本の特務課の人達に向けて
聞こえないとしても、僕は言ってしまった
心細い
その言葉に尽きる
ほんとに僕一人で大丈夫なのか
不安で仕方がない
しかし弱音などずっと言っている訳にもいかない
『大丈夫…大丈夫』
僕は自分に言い聞かすように同じ言葉を繰り返し呟いた
その言葉静かな部屋に消えていった
〜・〜・〜・〜・〜・〜・
19:34
パソコンで資料をまとめ種田長官に渡した
特務課に戻るとプルルルル、プルルルルと携帯が鳴ってるのに気づいた
【西尾A】
その表示を見て僕は少し息を吐いて電話に出た
『〈もしもし…Aです〉』
わかりきっていることを言われた僕は「〈はい、わかってます。何か進展がありましたか?〉」と少し冷たく返す。
すると電話の向こうからは普段言わないような言葉が返ってきた
『〈何もありません。ジャプリゾさんがいろんな資料をくれたのでこちらも色々動いていきます。その報告をしたかったんです。〉』
もしかしたら彼女にはなにか負担なことがあったのかもしれない
だが、彼女から何も言ってこないなら僕から無理やり聞き出すのはきっと違うそう思った僕は「〈そうでしたか、分かりました。気をつけてくださいね〉」と言って切った
「無理しないで欲しいのですが…」
なんで彼女を思った僕の言葉は誰もいないこの部屋に静かに反響した
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りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - 銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き!さん» なんと!?最近忙しくてなかなか原作を読む時間が無くて忘れてました。修正させてもらいました。コメントありがとうございました! (2019年1月20日 0時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き!(プロフ) - アガサクリスティーは原作に出てますよ (2019年1月19日 23時) (レス) id: 05c8fb5aea (このIDを非表示/違反報告)
りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - 桃莉さん» 助かりました!修正させて貰いました!ありがとうございます!!これからもこんな駄作者の作品ですがどうぞよろしくお願いします (2019年1月12日 21時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
桃莉(プロフ) - 初めまして、愛読させていただいています。138話にて、中也の異能力を主が伝説で使う場面でルビの方にあとの文も入っているのを確認しましたのでご報告させていただきます(事前にお気づきだった場合はお節介ですね、すみません(汗)) (2019年1月12日 16時) (レス) id: 70d3084f1d (このIDを非表示/違反報告)
りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます。続編ができたけのは読んでくださる方がいるからです。これからも駄作ではありますがよろしくお願いします (2019年1月4日 21時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん@ログインできなくなった作者 | 作成日時:2018年12月28日 17時