第121話 ページ21
「Aさん、ですよね？」
僕が聞くとBlue Moonは
『何を言ってるんですか？Bourbon』
なんて返してきた
「はぁ、白々しい演技もそこまでに…」
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ、ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
彼女の携帯が僕の言葉を遮った
『すみません』
一言だけ謝りを入れられ彼女は電話に出た
『〈何があったか詳しく教えて〉』
Blue Moonは声のトーンを変えないで話をしていた
『〈それは知ってる〉』
言葉的に誰と話しているかはわからない
相手の声も一切聞こえない
『〈まぁ、ね。探偵だから…〉』
そう告げて彼女は直ぐに電話を切った
「誰から、ですか？」
僕が質問すると『関係ない、ですよね？』と睨んできた
「そんなに敵意を見せなくても、僕達は初対面ですよね？
それともやはり貴方はAさんで、年齢を偽り組織が通うBARに務め僕らを探っていたんですか？」
僕がそういうと彼女は顔を顰めた
『何を言ってるかわかりません。ここでいいので下ろしてください』
赤信号で止まったタイミングで降りようとしたので僕は咄嗟に肩を抱きしめた
『な、なにをして…』
彼女が初めて動揺した
「こうでもしないとBlue Moonが逃げるからです」
そんな彼女に笑いが漏れそうだったがなんとか抑え前を向く
もうすぐAさんの住むアパートだ
隣で彼女が小さくため息を吐いた
だが直ぐに何かを思いついたのか
『Bourbon、送ってくれたお礼にお茶ぐらい出すわ。それに詳しく話がしたいからね』
【詳しく話がしたい】その言葉に僕は少しだけニヤッと笑った
Aさんの家に着く
「で、Aさんどうしてあそこに？」
家に入れてもらいソファーに座って質問をする
『それは、僕のセリフですよ』
彼女はそう言って髪を解き、顔を洗いタオルで拭いていた
「あなたはまだ未成年ですよね？」
僕の質問に対してAさんは
『安室さんだって年齢詐欺の顔してるじゃ…』
なんて言いながら振り向いて途中で言葉を無くしていた
きっと俺が眉を寄せて睨んだからだろう
『っと、話がズレましたね。』
彼女は少しだけ早口でそう言ったそしてAさんは僕に視線を合わせてきた
「な、なんですか」
僕は咄嗟に身構えた
『僕の目を見ていてください。それだけでいいです』
僕は言われた通り彼女の目をみた
『異能力��
そう言ったあと、彼女の目は薄翠から蒼に変わった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 178人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - 銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き！さん» なんと!?最近忙しくてなかなか原作を読む時間が無くて忘れてました。修正させてもらいました。コメントありがとうございました！ (2019年1月20日 0時) (
レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き！(プロフ) - アガサクリスティーは原作に出てますよ (2019年1月19日 23時) (レス) id: 05c8fb5aea (このIDを非表示/違反報告)
りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - 桃莉さん» 助かりました！修正させて貰いました！ありがとうございます!!これからもこんな駄作者の作品ですがどうぞよろしくお願いします (2019年1月12日 21時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
桃莉(プロフ) - 初めまして、愛読させていただいています。138話にて、中也の異能力を主が伝説で使う場面でルビの方にあとの文も入っているのを確認しましたのでご報告させていただきます(事前にお気づきだった場合はお節介ですね、すみません(汗)) (2019年1月12日 16時) (レス) id: 70d3084f1d (このIDを非表示/違反報告)
りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます。続編ができたけのは読んでくださる方がいるからです。これからも駄作ではありますがよろしくお願いします (2019年1月4日 21時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りん@ログインできなくなった作者 | 作成日時：2018年12月28日 17時
