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第102話 ページ2

彼女の部屋に入った僕らはリビングに通された。

「あれ?昨夜は宴会だったんスか?」

小五郎さんが樫塚(かしつか)さんに聞いた

「あ、はい…大学時代の友人数人と…」

なんて彼女は曖昧に答えた
それが気になったのは僕だけのようだけど

小五郎さんがテレビをつけた
事務所のことはもう大きなニュース扱いされていた
蘭が別居中である母が心配してるかもと携帯の電源を入れていた

その瞬間電話が鳴った
電話に出ると電話からは世良さんの声が聞こえた
蘭が受け答えをするが電話の声は途切れ途切れになっていた
それを聞いた安室さんが電話を切った

「もしかしたらこの部屋…盗聴されているかも」

「えぇ!?」

そんな話をしていた

「今から全室を回って盗聴器の設置場所をつきとめますけど、構いませんよね?」

安室さんは普通の顔をして盗聴発見機を出してきた
樫塚さんは少し片付けをするとだけ言って部屋を出ていった

僕は彼女が出ていったドアに近づき外(廊下)の会話を聞く
あの子が易々と殺人犯(・・・)を逃がすわけがないと思い

「どこ行くの?お姉さん…」

「お、お茶っ葉が切れたからコンビニに買いに…」

会話は割と聞えた
僕は2人が出ていく音を聞いてからそっとその扉を開け二人の尾行をする

しかし、車に乗って行ってしまったのでまた樫塚さんの部屋に戻った

「おや?Aさん。どこに行ってたんですか?」

その時ちょうど廊下で盗聴器を探していた安室さん蘭、小五郎さんと鉢合わせた

『樫塚さんがいなくてその奥にある寝室を探そうと開けたらひどい匂いで少し外の空気を吸いに』

僕が答えると「そうでしたか、なるべく単独行動は控えてくださいね。」なんで言ってきた

僕か咄嗟についた嘘だとは気づかれてないようだった

その後奥で寝室に向かった小五郎さんも「うわっ!?」なんて声を上げてるとこからして推理も外れてはいないみたいだった

まぁ、簡単な憶測だけど

三人とも中に入ってしまった
この異臭としか言いようのない匂い
この匂いはあれが放つもの

それを推測できない探偵は探偵じゃないよ
なんて兄さんなら言うかな
いや、もっと酷いかもな

なんて思いながら三人の様子を見る

スーツケースの中に盗聴器があるらしくそれを小五郎さんがあけた
その後蘭の甲高い悲鳴が部屋中に響いた

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設定タグ:名探偵コナン , 文豪ストレイドッグス   
作品ジャンル:アニメ
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りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - 銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き!さん» なんと!?最近忙しくてなかなか原作を読む時間が無くて忘れてました。修正させてもらいました。コメントありがとうございました! (2019年1月20日 0時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き!(プロフ) - アガサクリスティーは原作に出てますよ (2019年1月19日 23時) (レス) id: 05c8fb5aea (このIDを非表示/違反報告)
りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - 桃莉さん» 助かりました!修正させて貰いました!ありがとうございます!!これからもこんな駄作者の作品ですがどうぞよろしくお願いします (2019年1月12日 21時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
桃莉(プロフ) - 初めまして、愛読させていただいています。138話にて、中也の異能力を主が伝説で使う場面でルビの方にあとの文も入っているのを確認しましたのでご報告させていただきます(事前にお気づきだった場合はお節介ですね、すみません(汗)) (2019年1月12日 16時) (レス) id: 70d3084f1d (このIDを非表示/違反報告)
りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます。続編ができたけのは読んでくださる方がいるからです。これからも駄作ではありますがよろしくお願いします (2019年1月4日 21時) (レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りん@ログインできなくなった作者 | 作成日時:2018年12月28日 17時

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