第55話 ページ5
その後、僕はすぐにある人に電話を入れた
ﾌﾟﾙﾙﾙ，ﾌﾟﾙﾙﾙ
「〈はい、もしもし〉」
2コール目で出てくれた。
『〈西尾です。今から家まで迎え頼んでもいいですか、安吾さん。少し報告が〉』
そう告げると電話越しに「わかりました、すぐ向かいます」と返事が来た。
内務省から僕の家まで車で約45分今の時刻は21時ちょっと前、なら22時前に来るだろう。
そんな簡単な予定を組みながら家に帰った。
家に着くなり軽くシャワーを浴びスーツを着て帰る途中で買ったクッキーを食べる。
ちなみに夕飯はこれだ。
伝えたいことをパソコンで報告書にする
安吾さんには口頭で伝えるとして、上層部はもう帰っているのでこの報告書を提出しようと思う。
そんなことをしていると時刻はもう21:47
安吾さんがそろそろ来る時間だ。
そう思いパソコンをカバンに入れ必要なものだけもち家を出る。
下の駐車場についた時ちょうど安吾さんも来た。
車に乗り込む。
「Aさんが急に呼ぶので驚きました。どうしたんですか」
『すみません、少し色々ありまして。報告がいくつかあります。』
僕がそういうと安吾さんの表情が少しだけ曇った
『黒の組織の任務なのですがポートマフィアの中原中也幹部より警告が来ました。』
そう言うと驚いたようにこちらを見たが直ぐに前を見直す
『怪我はしてません。話し合いで終わりました…と言いたいのですが後日森さんを含め会議をすることになりました。その際にはこちらは安吾さんと僕、そして太宰さんを』
僕の言葉に安吾さんは益々顔をくもらせる
『ほんとにすみません…。』
「いえ、大丈夫です。仕方ないことだとは思いますので」
安吾さんは優しい口調で言ってきた
『あともう1つ。江戸川コナン少年は異能者ではありません。』
そう伝える
「早いですね、なにか証拠を見つけたのですか？」
安吾さんは今度は無反応に近い対応で言ってきた。
『物語を使いました。』
「そう、ですか…。無理はしてませんか？」
安吾さんは、少し心配そうに僕を見た
『少しだけ、疲れましたが。大丈夫です』
「着くまで時間があります。少し寝てください」
僕は安吾さんの言葉に甘え少し寝ることにした。
実はもう限界だった。
一気に二人の記憶を頭に流した
私の異能は記憶混乱や感情制御が出来なくなるなどを引き起こす
なので僕はあまり使わない、使いたくないのだ
他にも理由はあるが
「おやすみなさい、Aさん」
その声が薄れる意識の中聞こえた
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りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - 文スト愛好家さん» ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです。頑張ります！ (2018年12月24日 21時) (
レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
文スト愛好家 - 作品面白いです！応援しています！更新頑張って下さい！ (2018年12月24日 20時) (レス) id: 776f0efcf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん@ログインできなくなった作者 | 作成日時：2018年12月17日 2時
