第88話 ページ38
「離してくれませんか？彼女が学校に遅れてしまいますから」
太宰さんが冷たい笑顔で言う
その顔はまるでポートマフィアにいた頃のようなものだった…。
安室さんですら少し身を構えていた
『安室さん、今度話をしましょう。では』
これ以上、安室さんと太宰さんを一緒にさせるのは危険と判断したからだ
学校についた
「では、終わったら連絡してくれ給え。」
太宰さんの言葉に僕は顔を顰めたが太宰さんはそれを知っていたかのように話を園子に言ったのだ。
園子は目をハートにして「わかりました」なんて言ってしまった
そんな反応に太宰さんはニヤリと笑った
『莫迦、園子』
僕は廊下で園子に毒づく
「ごめんて、A」
園子はまだメロメロな声でいう
僕は呆れ教室に向かう
教室では女子達がコソコソ話をしていた
めんどくさいし関わるつもりのない僕は無視をした
一、二時間目のテスト
内容は思ったよりも簡単でスラスラと問題が解けた
いや、さすがに内務省特務異能課の僕が高二のテストが解けないのは問題だよな。
僕は暇になり窓の外をみる。
「そこまで」
教師が大きな声で言った
書く音はとまった
全員のテストが回収された
その後いつも通りの授業が行われ時間はお昼になった
「A！一緒にお昼しよ」
園子と蘭、世良さんがお弁当を片手に僕を呼んだ
僕はお昼をあまり食べないので何も持たずに3人と合流した
「あれ、A君、お昼は？」
世良さんが言ってきた
『自販機でいちごミルク買うかな』
「ん？お昼だよ。飲み物じゃなくて」
蘭が言ってきた
僕はそれに『気にしないで』といった
その後いちごミルクを購入し4人で中庭に座った
「それより、A。あのイケメンなによ」
園子がグイッと顔を近づけてきた
『あれは、四年前位からお世話になってるお兄さんだよ。』
その言葉に三人はキョトンとした
『まぁ、いい人だよ。』
そう言うと「見てればわかるよ」なんて笑って言ったのは世良さんだった
それに便乗したように蘭や園子も頷いてくれた。
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りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - 文スト愛好家さん» ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです。頑張ります！ (2018年12月24日 21時) (
レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
文スト愛好家 - 作品面白いです！応援しています！更新頑張って下さい！ (2018年12月24日 20時) (レス) id: 776f0efcf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん@ログインできなくなった作者 | 作成日時：2018年12月17日 2時
