第65話 ページ15
学校がないと知ったからなのか僕は意識を飛ばすように眠りについた
が、少ししてからﾌﾟﾙﾙﾙ，ﾌﾟﾙﾙﾙと携帯が鳴った。
僕は戸惑うことなく電話に出た
「〈Aさん、朝からすみません。〉」
電話の先は安室さんだった
『〈いえ、大丈夫です…〉』
僕はあくびを抑えこたえる
「〈梓さんが朝から熱で休みになってしまいまして、先程蘭さんから学校がないのを聞きまして…大丈夫ですか？〉」
『〈わかりました…9:30から出勤でよろしいですか。〉』
「〈はい。大丈夫ですか？〉」
『〈大丈夫です。〉』
僕が電話を切ると太宰さんはなぜか顔を顰めていた
『太宰さん、どうかしたんですか？』
僕が聞くと太宰さんは少し躊躇いながら「いや、出勤とは？」と質問してきた
『あぁ、そんな事ですか。今の任務でバイトしてるんですよ』
そこまで言ってから僕はひとつの考えが頭をよぎった。
『太宰さんは僕のバイトについてきてください。一人で帰すわけには行かないので。
元々、貴志さんに頼んで帰ってもらおうと思ったのですが…少し太宰さんにしてもらいたいことが』
僕は考えていたことを言う。
太宰さんは拒否らないだろうか…
不安になってきた。その時
「大丈夫。君の頼みなら私は断らない」
太宰さんがそう優しく笑ってくれた
この笑い方は
その笑い方に僕も微笑み返した。
「で、私に何を頼みたいのだい？」
太宰さんが聞いてきた。
僕は少しだけ戸惑いながら
『僕の
と、太宰さんの目をまっすぐ見つめた
「そりゃまた、なぜ？」
太宰さんの言葉に僕は説明をする
『僕のバイト先に居る先輩を調べて欲しいんです。ですが、僕の雇った探偵と気づかれたくないんです。』
そして途中まで説明した所で察しのいい太宰さん
「え、まさか私Aの
その言葉に僕は小さくコクンと頷いた
太宰さんは迷ったようだが依頼を受けてくれた。
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りん@ログインできなくなった作者(プロフ) - 文スト愛好家さん» ありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです。頑張ります！ (2018年12月24日 21時) (
レス) id: d62f71741d (このIDを非表示/違反報告)
文スト愛好家 - 作品面白いです！応援しています！更新頑張って下さい！ (2018年12月24日 20時) (レス) id: 776f0efcf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りん@ログインできなくなった作者 | 作成日時：2018年12月17日 2時
