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嘘6 ページ6
「いいか、お嬢ちゃんたち」
「アーニャ」
『Aです』
[黄昏]さんと一緒に孤児院を出て今は3人で歩いている
「いいか、アーニャ、A。今日からおまえらはウチの子になるが周りの人たちには元々の親子だってことにする。わかったか?」
その言葉に姉は「うぃ」と言っていた
私は静かに頷いた
「オレのことはお父様と呼ぶように、上流らしく」
姉は即答で「ちち!」と返事していた
私は少し躊躇いながら『お父様』と呟けば納得したように「よし」と言った
その後建物に入っていく2人に着いて私も中に入る
「あら、可愛いお嬢さん達ね」
ご近所のおば様が声をかけてきた
「今日越してきたフォージャーです」
帽子を外し挨拶をする父の横で「ずっと前からちちのこどものアーニャです」と姉が挨拶をした
『妹のAです。騒がしくなるかもしれませんがどうかよろしくお願いします』
そう頭を下げれば父は少し安心したような顔をしてから部屋に入った
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作者名:リん@紅月 | 作成日時:2022年5月11日 3時