2話 ページ3
カルトはいつも、俺が修行すると言うと嬉しそうにしてくれる
俺はイルミ兄さん……兄貴みたいにグロテスクな事はしない。普通のかくれんぼや鬼ごっこ。組手などだ。拷問なんて絶対にしない。
兄貴は俺を闇人形にしたかったらしいけど、俺はそんな簡単に心を失ったりはしなかった。
そして、兄貴より強くなった俺に兄貴はあまり物を言わなくなった。
『よし、始めるぞ。今日はかくれんぼにしようか』
カル｢はい！！｣
『じゃあ、まずは俺が鬼。頑張れよ！』
カル｢頑張ります！｣
『はい、じゃあ20秒な。』
カル｢ﾀﾀﾀｯ………｣
『いーち、にー、さーん、しー、ごー、ろーく、しーち、はーち、きゅーう、じゅう！じゅーいち、じゅーに、じゅーさん、じゅーし、じゅーご、じゅーろく、じゅーしち、じゅーはち、じゅーく、にーじゅっ！いくぞー！！』
俺はカルトを探し始めた。あいつは隠れるのが上手いから、普通のかくれんぼなら修行の時間くらいなら潰せるだろう。
『カールトー。ｽﾀｽﾀ…』
ほんと上手いなぁ、隠れるの。
『…………カールちゃーん』←
いや、きもっ。自分で言っといてなんだけど、きもっ！
『みーつけたぁ………』
カル｢ﾋｴｯ………その現れ方は怖いです兄さん。｣
『あはは！次はカルトが鬼な！』
カル｢はい！｣
『俺を見つけられたら街へ遊びに行こう！』
カル｢え……いいんですか？それは｣
『大丈夫大丈夫！行きたがってただろ？だから頑張れ！』
カル｢…っ…はい！！｣
うん。俺の弟可愛い。
そして俺はカルトを鬼にして、第2かくれんぼを再開した！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 9人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
茜色の花の如く(プロフ) - しゅがさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！亀更新ですが頑張ります！これからも「暗殺一家の次男？え？誰それ」をよろしくお願いします！ (2020年10月11日 0時) (
レス) id: 00dd599ea5 (このIDを非表示/違反報告)
しゅが - とても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年10月10日 23時) (レス) id: 5482a7543e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：茜色の花の如く | 作成日時：2020年4月11日 22時
