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____________夏油家之墓



両手に花束を抱えて黒い服に身を包み、後ろに髪をまとめたAの姿があった。
百鬼夜行後、夏油の一派は逃げ馳せた。


そして夏油傑は親友である五条悟により死刑が執行され、その最期を愛しいAに見守られこの世を去った。


残されたAは夏油の墓へと訪れた。
手を合わせ瞳から涙が溢れ出す。



その涙を誰かが指で掬い拭う。



傑......




『五条さん、』
五条「いつまで泣いてんの、傑が悲しむよ」
『そうですよね』



最期に夏油が残した言葉を思い出す。



『憂太くんも外国へ行っちゃったし、また1人ですよ』



寂しいな、と呟いたAに五条はいい事でも思い付いた様な顔をした。
するとAの手を大きな五条の手が包み込む。



五条「A、聞いて欲しい」
『なんですか...?』


今まで言えなかった事。
親友に遠慮してた事を今日は伝えるよ。



五条「君が好きだ、いや」




.
.
.



五条「愛してる」
『な、なんで...っ』
五条「本当は一目惚れだったんだよ?まあ、傑に取られちゃったけど」



返事は今すぐじゃなくても良いと五条は優しく微笑んだ。
親友の前で、元にしても彼女を奪い取るなんて本当にクズだなっと夏油が笑っている気がする。



『大切にしてくれるなら考えなくもないですね』
五条「! ぜぇ〜〜〜ったい!大切にする!!!!!!」



すると五条の元に連絡が来た。
内容は乙骨関係なのか早く高専へ戻ろうと急かす五条に先に行ってて、と告げた。



そしてAは最後に





『______愛してたよ傑』





ここに夏油が眠っていないとも知らずにAは”またね”と立ち去ったのだった。

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たらんちゅらん(プロフ) - コメントありがとうございます!更新頑張りますので、よろしくお願い致します! (2022年3月11日 1時) (レス) @page6 id: 1921d60e8c (このIDを非表示/違反報告)
甘木 - ゔぅ最初の方読んだだけで涙腺が崩壊しそうに…夏油様…続き楽しみにしてますね〜 (2022年3月10日 19時) (レス) @page6 id: 7c01fc8068 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...  
作成日時:2022年3月10日 4時

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