命の帳.壱【呪術廻戦】

＊ ページ6

五条｢宿儺と代われるかい？｣
虎杖｢スクナ？｣
『虎杖くんが食べちゃった呪いよ』


両面宿儺の名も知らない一般人の少年が関わってしまった事にAは不安が募る。
乙骨の時とは話が別なのだから。

そして宿儺と代わることは多分できると虎杖は返事をした。



五条｢じゃあ10秒だ、10秒経ったら戻っておいで｣
虎杖｢でも...｣
五条｢大丈夫 僕 最強だから｣



すると五条は手に持っていた紙袋をAへと渡した。
そしてAの隣で伏黒が不思議そうに紙袋の中を覗き込んだ。



伏黒｢これは？｣
五条｢喜久福｣



喜久水庵”喜久福”

仙台名物。
五条のオススメはずんだ生クリーム味。
まあ、Aから好評だったものだ。



伏黒｢(この人土産買ってから来やがった)｣
『(昔から生徒たちの地雷踏むの上手いわね)』



人が死にかけてる時に ...と更に不機嫌になる伏黒と、
相変わらずな五条をある意味尊敬するA。



五条｢それ帰りの新幹線でAと食べるやつだから｣
伏黒｢後ろ!!!｣




呑気に柔軟をする五条な後ろには狙いを定めた虎杖......ではなく宿儺の姿。
焦る伏黒に対して五条は至って冷静であった。

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