命の帳.壱【呪術廻戦】

＊ ページ5

五条｢んー？｣
虎杖｢見えてんの？｣



目隠しごしに虎杖を見る。
すると顔を近付けたまま面白そうに口角を上げた。



五条｢ははっ本当だ 混じってるよ。ウケる｣
『ウケないわよ』
伏黒｢Aさん！？｣



突如、女性の声がした。
後ろを咄嗟に振り返ると五条と同じく黒い服に身を包み、スカートからは綺麗な長い脚を覗かせて歩いて来た女性に伏黒が驚いた顔をした。




虎杖｢誰？めっちゃ美人！｣
伏黒｢あの人と同じ呪術高専の先生だ｣
虎杖｢先生！？｣



学校の先生にこんなモデル級美女なんて居るのかよ！とテンションの上がる虎杖。
呪われてるのに呑気だな、と伏黒は呆れ顔。



五条｢あれ？硝子たちと飲み会って言ってなかった？｣
『可愛い教え子が特級呪物の回収の任務時にお酒なんて飲めないわよ！こんなの送っちゃって！』
伏黒｢...｣



Aが突き出した携帯には伏黒のボロボロな姿を納めた写真。
Aさんに何見せてくれちゃってんだと、
明らかに負のオーラを放つ伏黒に五条は軽く｢メンゴ｣と終わらせた。

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