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コナンside





『お姉さん、ボクに何かしたかな?』
「あ、いや......」



困ったような優しい表情で俺に目線を合わせてしゃがむAさん。
その表情を見ると先程まで淡々と出ていた言葉が引っ込んだ。



でもその人差し指のタコはよく銃を握る人......トリガーの部分に当たるところのはず。



『まさか私が銃を使ってるとか?』
「!!!」



平然とした顔でそう言うとAさんはコートのポケットに手を入れた。
まさか銃をここで出すつもりじゃ______!?




『バーン!』
「!?」
『......なんちゃって!』



ポケットから出されたのは銃でも何でもなく、ただ親指と人差し指を立てて作られた銃の真似をした手だった。
Aはニコッと笑うと俺の額に的を定めていた手を退けて立ち上がる。




『このタコはペンタコよ。持ち方が小さい頃から変でね。この職業やってるとどうしてもついちゃうの』
「OLじゃないの...?」



AさんはただのOLだとおっちゃんに自己紹介していたはず。
それにオフィス業務といえばメインはパソコン。
ペンだこなんて出来るほど文字を書くことなんかあるのか?



『ただの作家よ』
「作家......?」


ごめんね、と言うと何やらカバンから取り出したAさん。
その手には一冊の本。
とても見覚えのある......


著作者を確認するとそこには『桜木A』という表記......




「桜木Aって......あの!?」
『知ってくれてるの?嬉しいなぁ』




分かったことは


今、俺の目の前にいるこの人は世界的人気の推理作家である文才の女神とも呼ばれている桜木A先生である事だった。

*→←*



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たらんちゅらん(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます! (2021年10月9日 13時) (レス) id: 1921d60e8c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2021年10月9日 1時) (レス) @page5 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たらんちゅらん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=f429723d20d469671ae73cdd3305960c...  
作成日時:2021年10月9日 0時

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