nnum×okmt2 ページ42
そのままおかもっちゃんを連れて家まで案内する。それにしても……
「おかもっちゃん、その袋何入ってるの?」
ずいぶんと大きいトートバックを持っていた。何を入れればそんなに膨れ上がるの?
「えっと……それは、その……伊藤さんの家に着いてから……」
「重くない?持とうか?」
僕が手を出せば、おかもっちゃんは大げさにひいて見せた。
「い、いえ、その……見せられないもので……」
「?」
僕の家に着いたら見せられるのに、今は見られたくないもの?
少し考えてみたけど、たどり着く答えはない。僕はそのまま歩き続けた。
家の前まで来て鍵を開けると大きくドアを開けておかもっちゃんを先に通す。
「あ、ありがとうございます……」
少しソファーで待ってもらって僕は買ってきたものを適当に片付ける。
「そう言えば、どうして僕の家を探していたの?」
おかもっちゃんの元に戻ってきてみれば、彼女は赤い顔。
「じ、実は……これ……」
大きなトートバックから出てきたのはケーキの箱。
「え?」
「お誕生日のケーキ、作ってきたんです……」
側面のふたを開けると中からザッハトルテが出てきた。真ん中に乗っている小さなチョコレートのプレートには『おたんじょうびおめでとう』可愛い字で書いてあった。
「え?おかもっちゃんの手作り??」
「味は悪くないと思うんですけど、伊藤さんのお口に合うかどうか……」
僕は嬉しさのあまりおかもっちゃんに抱き着いてしまった。
「わゎ!」
「あ、ごめん!その……あまりにも嬉しくて……」
その時のおかもっちゃんの顔は写真に収めたいくらい可愛かった。
美味しいケーキとあったかい彼女の笑顔。僕は今までで一番うれしい誕生日を迎えたのだった。
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みずいろねずみ - はーい!ありがとうございます。ここだけの話、私もお話作ったんですよ。 私の名の略語で検索しないと出て来ませんがね( ^ω^)時間があれば探してみてくださいね。では、みずねずでしたー。 (2020年6月25日 20時) (レス) id: 8793b9ec28 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - みずいろねずみさん、ありがとうございます!お名前変えられたんですね、びっくりしました(汗)リクエスト承りました。ただ亀更新なので完成が遅くなることはご了承ください。また只今一つリクエストを受けたまっていますので、そちらが終わり次第でお願いします。 (2020年6月25日 13時) (レス) id: 55c4a12b32 (このIDを非表示/違反報告)
みずいろねずみ - あ、前の方でもよんでましたよー! (2020年6月24日 0時) (レス) id: 8793b9ec28 (このIDを非表示/違反報告)
みずいろねずみ - この前は、私のホムペに、コメントありがとう! リクエストします!GLです。sr×hkrお願い出来ますか? (2020年6月24日 0時) (レス) id: 8793b9ec28 (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 麻さん、リクエストありがとうございます!亀更新になりますが、大目に見てください!!しばらくお待ち願えると嬉しいです。 (2020年5月28日 13時) (レス) id: 55c4a12b32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユキ | 作成日時:2020年3月18日 14時