if編 大学時代3 ページ48
A「スカウト、ですか？」
壮五「うん、小鳥遊プロダクションっていう事務所なんだけど。」
昨日の大学の帰り道のことだった。優しそうな男性に声をかけられて、いきなり名刺を渡されスカウトされた。
子供の頃から音楽に興味があったけど、叔父さんが亡くなってから、家族には否定され続けてきた。
A「すごいですね…。スカウトだなんて。そういえば壮五さん、ギター弾いてましたよね！」
友人のバンドの手伝いでギターを弾いたことはある。あの時はたしかに楽しかった。
でも…
壮五「家族に話してみたんだけど、やっぱりダメだった…。僕は会社の跡継ぎだし、大学だってそのために入った。」
自分で言っていて、悲しくなってきた。でも自然とその言葉が出てきてしまう。
A「あの…！壮五さんが本当にやりたいことはなんですか？」
諦めかけていた僕に彼女はそう問いかけてくれた。
僕が本当にやりたいこと…。
壮五「…っ！諦めきれないよ…。諦めたくない！！僕は、ずっと…！音楽が好きなんだ。」
僕は叫ぶようにそう言った。
だって、これが最後のチャンスかもしれない。これを逃したら僕はきっと…。
A「あまり無責任なことは言えませんけど、壮五さんが私を助けてくれたように、私も壮五さんを助けたいです。だから、最後まで応援しますよ。」
彼女は僕に行動を起こさせる天才かもしれない。あの時も、今もそうだ。
・
・
それから僕は家を出た。勘当されたっていう方が正しいかな。とりあえず私物をまとめ、父から預かっていた資産は家に置いてきた。
そして今日____
壮五「それじゃあ、僕がいなくても勉強頑張ってね。」
A「大丈夫です。壮五さんが教えてくれたことは全部頭に入ってますから！」
僕は大学を辞めることになった。芸能界に入る以上、もうこの大学にいる意味はないし、なにより学費も払えない。
小鳥遊プロダクションに所属するのは、まだ先だ。だからそれまでは、生活する場所を探さないとな。
A「壮五さん、私…ずっと応援してますから！壮五さんが有名になったら、きっと誰よりも喜びます！」
必死に何かを堪えて、応援してくれる彼女を見るのは、かなり心苦しかった。
壮五「うん。絶対に期待に応えてみせるよ。だからその時まで、待ってて。」
最後に僕は彼女を抱きしめた。
それから背を向けて自分の進むべき道を歩んだ。
また会えるといいな。
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朱那/akana(プロフ) - ラビリンスさん» ですよね(*ﾟ▽ﾟ*)グラスの水を飲まずに、ペットボトルの水を飲んでた、百さんの中の人が面白すぎましたwリストバンドのくだりはさすがだなあって思いました(￣▽￣) (2018年8月13日 23時) (
レス) id: d24267c996 (このIDを非表示/違反報告)
朱那/akana(プロフ) - 輝夜。さん» 私は三月くんと壮五さんのをゲットしました！その時は5月後半だったのですが、あってよかったです^ ^それからNEXT Re:valeはニコ生で観てました。入れないかと思ってたので、びっくりしましたw (2018年8月13日 23時) (レス) id: d24267c996 (このIDを非表示/違反報告)
ラビリンス(プロフ) - 朱那/akanaさん» 返信ありがとうございます！！next Re:valeもちろん見ましたよ！！百も千も本人すぎて一人で興奮してましたよ(//∇//) (2018年8月13日 9時) (レス) id: 0717845ecc (このIDを非表示/違反報告)
輝夜。(プロフ) - 朱那/akanaさん» 態々返信有難う御座います…！いおりんの缶バッチは無事ゲットしましたが…みっきーもそーちゃんもたーくんもゲット出来ませんでした( ；∀；) NEXT Re:valeはニコ生、LINE LIVE両方で見ることができました！ 3部がしんどかったので4部もしんどそうで辛いです…(語彙力 (2018年8月12日 23時) (レス) id: 592bec5203 (このIDを非表示/違反報告)
朱那/akana(プロフ) - 輝夜。さん» 初めまして！コメントありがとうございます^ ^最推しがいおりんと壮五さんなんですね！私の近くのコンビニでは、たしかいおりんの缶バッジが無かったです。(壮五さんのラスト一個は私がいただいた)2部は私も大好きです♪( ´▽｀)気合い入れて書かせていただきますね！ (2018年8月12日 22時) (レス) id: d24267c996 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱那/akana | 作成日時：2018年6月30日 22時
