ささやかな出会いから。【逢坂壮五】 (ページ45)

今日:8 hit、昨日:10 hit、合計:120,795 hit

44話最近注目のページ45

Aside

A「これで全部かな。」

今はお花を運び入れるために、TRIGGERの楽屋にお邪魔している。そろそろ出て行かないと。

そう思った矢先、TRIGGERの3人が楽屋に入ってこられた。

龍之介「あ、お疲れ様です。今日もお花ありがとうございます。」

そう笑顔で言うのは十龍之介さん。実際に会うまではこんなに物腰が柔らかい人だと思わなかった。

A「いえ、では失礼します。」

楽「なあ、あんた。」

A「は、はい。何でしょう。」

うええ…何かしたかな私。あの八乙女楽さんに呼び止められるなんて、緊張する…

天「ほら、キミが強引に引き止めるから、怖がってるじゃない。」

楽「どこが強引なんだよ！指一本触れてないぞ、俺は。」

私が驚いただけなんです。ごめんなさい八乙女さん…

楽「それで質問なんだけど、最近注目してるアーティストっているか？」

天「そんなの聞いてどうするの。自分たちの人気度調査？」

龍之介「最近注目のアーティストかあ。ちょっと気になるかも。」

本当に急な質問ですよ、八乙女さん。注目…といってもあのグループしか思いつかないのだけれど。

A「えっと、IDOLiSH7っていうグループなんですけど、なんというか応援したくなるグループなんです。」

楽「IDOLiSH7…ありがとな。参考にしてみる。」

A「いえ、では失礼します。」

なんの参考にするんだろう。TRIGGERのみなさん、IDOLiSH7って言った時、反応してたみたいだけど、ご存知だったのかな。

そういえばあれ以来、壮五さんと連絡を取り合ってない。多分お忙しいのだろう。次会える日はいつになるのかな。